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- 「ツアーに絞る考えはない」 6年ぶり復帰戦に挑む森田理香子が今後について言及…その真意とは?
2月29日から始まる国内女子ツアーの開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」。練習指定日の27日、6年ぶりのツアー復帰を果たす森田理香子(もりた・りかこ)が会見に臨み、今大会への意気込みと今後の展望について語った。
「レッスンも解説もしたい。マルチに活躍できるプロに」
◆国内女子プロゴルフ<ダイキンオーキッドレディス 2月29日~3月3日 琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県) 6595ヤード・パー72>
おかえりなさい―――。
報道陣からの声掛けに「ありがとうございます」と笑みを浮かべながら答えた森田理香子が、国内女子ツアーのシーズン初戦「ダイキンオーキッドレディス」の開幕を前に会見を行った。
実に6年ぶりとなるツアー復帰。今大会に向けて「自分が若い頃にやっていた練習量は全然できてないし、体力もやっぱり落ちてる」と不安を口にするも、「飛距離は全然落ちていない。1番成績が良かったときより30~40ヤードぐらい飛んでる」と自信ものぞかせた。
しかし、今後の活動については「ツアーに絞る考えはない」ときっぱり言い切った。その理由についてこう答える。
「レッスンとかもすごく好きで人に教えるのも好きなのでそういう仕事もしたいし、解説の仕事もしたい。 マルチに活躍できるプロになりたいと思っている。でも、試合に出るからには本気でやるのがプロゴルファーだと思っています」
ツアー通算7勝を挙げている森田は、JLPGAの規約で今シーズンは最大8試合の主催者推薦で出場が可能。
一方で「推薦枠をほかの若い選手に譲るべきでは?」という声も少なからずあるようで、出場に関しては悩んだ部分もあったようだ。
ただ、「私は若いときに頑張ったご褒美だと思っている。今の若い選手ってすごくうまいし、見てるだけでもすごく勉強になるので、何かを得られればいいなと思って今回も来ています」と言う。
今大会の目標について「やるからにはいいスコアで回りたいけど、目標は4日間完走すること」と控えめに意気込んだ森田の初日は菊地絵理香、上田桃子と同組に。
「すごくいいペアリングのところに入れてもらった」とかつてツアーをともに戦った盟友との組み合わせに思わず笑みがこぼれた。
「心臓はバクバクしてますけど失うものもないので、全然気楽にできるかなっていう風に思ってます」
多くのゴルフファンが待ち望んだ女王の帰還。前例のない長期休養からの復帰戦で、まずは予選通過を目指す。
森田 理香子(もりた・りかこ)
1990年1月8日生まれ、京都府出身。2008年にプロテスト合格し、翌09年からJLPGAツアー本格参戦。賞金ランキング27位で早くもシードを獲得し、大器の片鱗を見せた。初優勝は10年の樋口久子 IDC大塚家具レディス。13年には年間4勝を挙げ、初の賞金女王に。18年を最後にツアーから遠ざかった。
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