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- 鈴木愛が2週連続Vで通算20勝「今年の鈴木愛は違うぞというところを見せつけたかった」
「Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」の最終日は、首位からスタートした鈴木愛(すずき・あい)と小祝さくら(こいわい・さくら)が通算10アンダーでフィニッシュし、プレーオフに突入。鈴木が2ホール目をパーセーブして2週連続優勝を飾った。
「若い子たちの勢いに待ったをかけたい」
◆国内女子プロゴルフ<Vポイント×ENEOSゴルフトーナメント 3月15~17日 鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県) 6419ヤード・パー72>
「Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」最終日は、荒天のため10番からの9ホール勝負となった。首位でスタートした鈴木愛と小祝さくらがともに3アンダーとスコアを伸ばし、通算10アンダーでフィニッシュしてプレーオフに突入。鈴木が2ホール目をパーセーブして2週連続優勝を手にし、節目の通算20勝に到達した。
それにしても今年の鈴木は強い。
「若い子たちにガンガン押されているので、ちょっと待ったをかけたいなと思いましたし、まだまだやれることを見せつけたかったです。ここ数年、少し結果が出ないことが多かったので、今年の鈴木愛は違うぞというところを見せつけたかった」
2017、19年に賞金女王の座に就いているが、心身ともに今季が一番充実していることは自身も認めている。
「以前の強かった頃とはまた違う強さかなとは思います。苦しかった数年のおかげで忍耐力も強くなって、焦らずできている。そこは成長できたと思います」
一番になるためと積極的にトレーニングに取り組んだことは、今季初優勝の時にも話していたが、それ以前に今季の鈴木が「妙に落ち着いて見える」のは、周囲の共通した意見だった。
「(メンタル面で)大きく落ち着いてきたのは今年に入ってからです。オフが本当に充実していたことは大きい。プロになってこんなに早くオフが終わると思えたのは初めてでしたし、逆に1日1日が短く感じました。トレーニングも練習も頑張って、充実した生活ができたこと。それにともなってショット、パットのフィーリングも良かったので、そういう意味でも落ち着いてできているのかと思います」
そして、目標とする永久シードの30勝にまた一歩近づいた。「20代でやりたいこと? 強いて言うなら、自分が永久シード取った時に、好きなアーティストさん(推しはなにわ男子とGENERATIONS)に自分のためだけに歌ってもらいたい。少しでも早く取らないと」と笑っていた。
鈴木 愛(すずき・あい)
1994年5月9日生まれ、徳島県出身。2013年にプロテスト合格し、ツアー本格デビューの翌14年に早くも初優勝を国内メジャーの日本女子プロゴルフ選手権で飾る。その後も順調に勝利を積み上げ、17年、19年には賞金女王の座に輝く。ツアー通算20勝。セールスフォース所属。
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