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吉田優利は“日米2週連続QT”の強行軍も「すごいアドバンテージ」 日本勢7名出場の米女子ゴルフ最終予選会が今夜開幕
米女子ツアーの来季出場権を懸けた「Qシリーズ・ファイナル」(米女子ツアー最終予選会)が日本時間の12月5日よる開幕する。
吉田優利の米ツアー1年目はランキング102位に終わる
◆米国女子プロゴルフ
Qシリーズ・ファイナル(米女子ツアー最終予選会) 12月5~9日 マグノリアグローブGC(アラバマ州)クロッシングズC(パー72)、フォールズC(パー71)
来季の米女子ツアー出場権を懸け、7人の日本勢が「LPGA Qシリーズ・ファイナル」(最終予選会)に挑む。
現地時間5日から9日までの5日間90ホールで行われる最終予選会。2年目の米ツアーへの熱い思いで臨むのは吉田優利だ。今季同ツアーでプレーしたが、ポイントランキング102位に終わっている。来季のフル出場権も第1回リシャッフルまでの出場も残念ながら獲得できず、ここから這い上がることを誓っている。
先週は日本ツアーのファイナルQTにも出場。7位で序盤戦の出場権を獲得しており“保険”はかけてある。それでも“本命”はもちろんこちらだ。ルーキーイヤーのリベンジをするべく、2週連続QTの強行軍を決行。11月29日の金曜日に日本でファイナルQTを終えると、現地時間の日曜日にはもう米国に戻った。まだ多少の時差ボケも残っているようだが、「2コース知っているのはすごいアドバンテージ」という通り、昨年同じコースで最終予選会を戦った“地の利”を生かしたい。
「セカンドでしっかりグリーンをキャッチしたいと言うのは一番あって、ピンポジも厳しいところに切られていてもセーフティに狙っていくなどメリハリのあるゴルフを求められるかなと思うので、そこはうまくできたら」と戦略を明かした。
山下美夢有、岩井明愛、岩井千怜の3人は、10月8日時点のロレックス(女子世界)ランキング75位以内の資格で2次を免除され、最終予選会からの出場。山下は、もともと国内派だったが日本で2年連続年間女王となり、メジャーで手応えを感じて挑戦を決断。対照的に岩井ツインズははじめから海外志向が強い。挑戦への動機こそ違うが、国内で実績を重ねてここまで来た力をより厚いフィールドで試そうとしている。
馬場咲希は昨年のQシリーズで手にした米下部・エプソンツアーで最終戦までプレーしたが、米女子ツアーへの”昇格“には至らず、再びこの場にやってきた。2022年全米女子アマを圧倒的な爆発力で制する武器となった飛距離と、エプソンツアーでの経験で得たたくましさで、ステップアップを目指す。
2次予選会で上位に入ってファイナルに勝ち進んできたのが原英莉花と山口すず夏の2人。昨年は2次で上位発進しながら、まさかのスコア誤記で失格という悔しい思いをした原は、今年は無事に2次を突破してこの舞台に立つ。
一方の山口は、プロとしてのスタートを米国で切っており、最終予選会はこの年と18年の2度経験している。ただ、今年大きく違うのは、その間なかなか受からなかった日本のプロテストに合格し、すっきりした気持ちで臨んでいるところ。飛躍の25年に向けた大事な戦いに立ち向かう。
クロッシングズコースとフォールズコースの2ホールを2回ずつプレーし、72ホールのスコアで足切りを実施。最終ラウンドはクロッシングズコースで行われ、25位までに入ればカテゴリー14のツアー出場権獲得となる。
吉田 優利(よしだ・ゆうり)
2000年4月17日生まれ、千葉県出身。2019年プロ入り。西村優菜、古江彩佳、安田祐香らと同学年の“プラチナ世代”の一人。21年「楽天スーパーレディース」でツアー初優勝を飾り、同年の「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」でも優勝を遂げた。23年「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で公式戦初制覇。23年Qシリーズで24年シーズンの米女子ツアー出場権を獲得した。ツアー通算3勝。エプソン所属。
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