- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 【米女子ツアー最終予選】岩井千怜が首位 山下美夢有は2位キープ 大雨の影響で競技順延も… 翌日も悪天候の見込み
【米女子ツアー最終予選】岩井千怜が首位 山下美夢有は2位キープ 大雨の影響で競技順延も… 翌日も悪天候の見込み
「LPGA Qシリーズ・ファイナル」(最終予選会)の最終ラウンドが現地時間の9日にスタートしたものの、悪天候のため翌10日に競技順延が決定した。
岩井千怜「明日も集中して頑張ります」
◆米国女子プロゴルフ
Qシリーズ・ファイナル(米女子ツアー最終予選会) 12月5~9日 マグノリアグローブGC(アラバマ州)クロッシングズC(パー72)、フォールズC(パー71)
雨による順延にもめげず、来季の米女子ツアー出場に向けて岩井千怜が首位をキープし、山下美夢有が2打差で追走している。
7人の日本勢が挑む「LPGA Qシリーズファイナル」(最終予選会)の最終ラウンドは現地時間の9日、アラバマ州マグノリアグローブGCでスタート。前日までの4ラウンドは2つのコースを使っていたが、この日は全員がクロッシングコースをプレーした。
しかし、予報通りの雨がどんどん強くなり、千怜、山下らの最終組が3番ティーイングエリアに来た時点でサスペンデッドとなった。
午後1時になってこの日の再開を断念。翌10日の午前8時(現地時間)に再開することを決めた。
通算20アンダー首位で最終ラウンドに臨んだ千怜は、降りしきる雨の中でスタート。1番で奥から7メートルのバーディーパットを沈め、幸先のいいバーディーを奪った。2番をパーで収め3番ティーに向かったが、この時点で中断に。通算21アンダーで暫定首位。好調をキープしたまま、翌日のプレー再開を待つ。
通算19アンダー2位で同じ最終組でプレーしていた山下は、1番、2番をスコアカード通りにプレー。こちらも暫定2位はそのまま、静かに残り16ホールに臨む。
最終組の2つ前で一緒にプレーしていたのが岩井ツインズの姉・明愛と吉田優利だ。パーを3つ重ねた明愛は通算14アンダーで暫定7位タイ。1番ボギーの後、2番、3番をパーとした吉田は通算12アンダー暫定9位。再開後はより上位を目指すことになる。
長い待機時間は米ツアーでは日常茶飯事。予選会時点からその洗礼を受けた日本勢だが、軽く食事をしたり談笑したりしながらリラックスして過ごした。
その間について「いっぱい食べました」と口をそろえた岩井ツインズ。暫定首位の千怜は「明日も集中して頑張ります」と笑顔を見せた。「明日も明愛らしく頑張ります」と、こちらもマイペースを続けるつもりでいる。
吉田はコースコンディションの変化に敏感に反応した。「今日かなりグリーンが重たくなっていた。かなりコンディションが変わってしまったので、明日以降どうなるか分からないので様子を見ながらいいプレーができたらなと思います」。
日本のQTからこちらに乗り込んできただけに、体調維持に力を入れている。「すっごい早い時間、7時くらいにベッドに行くようにしてます。いっぱい食べて寝るのが自分に合ってるかな」と、サスペンデッドで空いた半日は疲労回復に努め、残り15ホールに向かう。
5ラウンド90ホールを終えて、25位タイまでがカテゴリー14でLPGAツアーカードを獲得するQシリーズファイナル。“圏内”にいるもう1人の日本勢が馬場咲希だ。
8番までプレーして2つのバーディーを奪い、前日までの25位タイから暫定21位タイに浮上した。それでもこの順位までの27人が暫定のツアーカード獲得圏。ギリギリではカードを取れても出場できる試合は限られ、ウェイティングなどになることが多い。残り10ホールは持ち前の爆発力でさらに上位を狙いたい。
山口すず夏は5ホールを終えて通算1オーバー暫定55位タイ。こちらは25位以内を目指す戦いが続く。
ファイナルに挑んだ日本勢のうち、原英莉花だけが1打及ばず第4ラウンドまででカットされ、最終ラウンドに進めなかった。
ただ、吉田が「明日以降」と言っていることからも分かるように、選手たちの頭には予報とともに、さらにもう1日順延の可能性がよぎっている。というのも、プレー再開予定の翌日の天気予報もよくないからだ。すでにたっぷりと雨を吸い込んでいるコースコンディションがどうなるのか。
サバイバルレースは、天候でさらにタフな状況になっている。
最新の記事
pick up
ranking