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- ランキング70位・三ヶ島かなはシード奪取へ上位フィニッシュ必須も「数字を考えだしたら胃腸炎になっちゃう」
14日に開幕した国内女子ツアー「伊藤園レディス」初日、三ヶ島かな(みかしま・かな)が6バーディー、ノーボギーの「66」をマーク。首位と1打差の6アンダー3位タイと好発進を決めた。
13番からは圧巻の“4連続バーディー”
◆国内女子プロゴルフ
伊藤園レディス 11月14~16日 グレートアイランド倶楽部(千葉県) 6769ヤード・パー72
ツアー通算1勝の三ヶ島かなが、初日から鮮やかなラウンドを見せた。
6バーディー、ノーボギーの「66」。6アンダーの3位タイとし、終盤戦の主役争いに名乗りを上げた。
この日の三ヶ島は序盤からショットの精度が高く、セカンドショットを次々とピンに絡めた。特に圧巻だったのは13番からの4連続バーディー。会心のショットと的確な距離感で、一気にリーダーボードを駆け上がった。
「今日は気持ち良く打てました。何個かミスはありましたけど、ショットの判断がすごく良かったと思います。ショットの“逃げ方”、気持ち良く打てる方法を見つけたことで迷いが消えました」

ここ数試合で感じていた不安も一気に晴れたという。実際、6~7試合前からショット自体は良くなっていたが、“外してはいけない方に外すミス”が続き、予選落ちが重なっていた。
その反省を踏まえ、気持ちの持ち方を含めた細部を見直したことが、初日の「66」につながった。
保持している複数年シードは「簡単に使うわけにはいかない」
三ヶ島にとって今大会は、シード獲得のためにも重要な大会だ。
というのも、今季のメルセデス・ランキングは現在70位。来季シードが与えられる50位以内に入るには、今大会と来週の「大王製紙エリエールレディス」で上位フィニッシュが欠かせない。背水の陣だが、本人は必要以上に数字を追わない。
「数字を考えだしたら胃腸炎になっちゃうので。年に6回はなります(笑)。考えると体に出るタイプなので、なるべく考えないようにしています。気持ち良く打つことだけに集中しています」
とはいえ、2021年「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の優勝で3年シード(複数年シード)を保持している。該当翌年度から10年間のうち任意の年に行使でき、彼女の場合は2031年まで行使可能だが、まだ使っていない。
「ご褒美として頂いたもの。そんな簡単に使うわけにはいかない、という考えです」
シードに届かなければQTに行く覚悟はあるとはいえ、それでも自力でのシードは獲得したいところ。
「いいスタートにはなりましたけど、やるしかないので。明日もしっかり明確に、自分のニュアンスを大事にしながらやっていきたい」。決して浮かれず冷静に前を見据え、自力でつかみにいく。
三ヶ島 かな(みかしま・かな)
1996年7月13日生まれ、福岡県出身。本名は三ヶ島伽奈。2016年に単年登録者としてLPGAツアーに参戦。翌年の賞金ランクでは41位に入り、自身初のシード権を獲得。18年にプロテスト合格。21年の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップ」で悲願の初優勝を国内メジャー大会で飾る。ランテック所属。
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