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「米国民はウッズを見限れない」 2度目の逮捕が浮き彫りにした存在の大きさ メディアで目立つ“批判よりも後悔”
4度目の交通事故とDUI逮捕――タイガー・ウッズに再び浮上した薬物依存の疑いは、個人の問題にとどまらない。なぜ周囲は止められなかったのか。世界を熱狂させた復活劇の裏にあった“見て見ぬふり”と、今求められる救いとは?
マスターズ出場の可能性を「除外しない」と語った矢先
タイガー・ウッズが3月27日(米国時間)に米フロリダ州ジュピターの自宅近くの道路で交通事故を起こした一件は世界中で大きく報道され、その後もさまざまな意見が飛び交っている。
ウッズが運転していた車は、前を走っていたトラックを追い抜こうとした際に横転したと見られている。
「後ろからレンジローバーがすごいスピードで走ってきた」と証言したトラックの運転手に、ケガがなかったことは何よりだったが、横転した車からウッズが這い出してきたときは、さぞかし驚かされたことだろう。
ウッズが交通事故を起こしたのは、今回が4度目。まず、その回数に驚かされる。
だが、世界中のファンをそれ以上に驚かせ、嘆かわしく感じさせているのは、またしても薬物使用の疑いが持たれていることだ。

酩酊に近い状態だったことから、ウッズはDUI(Driving Under the Influence=アルコールないし薬物の影響下での運転)の疑いと器物損壊の罪で逮捕され、拘置所では尿検査を拒否した罪も加わえられ、フロリダ州法に従って8時間拘束された。
8時間後、ウッズの代理人が保釈金を払ったためウッズは釈放され、代理人が運転する車で自宅へ戻ったが、今後は起訴され、裁判に臨むことになる。
昨年10月に生涯7度目の腰の手術を受けた後、リハビリに努めてきたウッズは、4月9日に開幕するマスターズに出場する可能性を「除外しない」と語ったばかりだった。
しかし、今回の交通事故によって、その可能性は「なくなった」と見るべきだろう。
ウッズに重大なケガはなかったとはいえ、こんな事故を起こしたばかりの彼がマスターズに出場するとなれば、取材証の有無にかかわらず、さまざまなメディアが世界中から押し寄せ、オーガスタナショナル周辺に大混乱が起きることは想像に難くない。
そう考えると、今年のマスターズにウッズが出場することも、オーガスタナショナルに姿を現わすことも、もはやないだろうと考えられる。
昨年のマスターズ覇者、ローリー・マキロイが主催するチャンピオンズディナーにウッズが出席する可能性も取り沙汰されているが、ウッズ自身、混乱を避けることを最優先に考え、欠席を選ぶだろうと見られている。
「2021年の事故の際にDUIで逮捕されるべきだった」
SNSでは、「ノー・エクスキューズ(もう言い訳はできない)」といったウッズを批判する厳しい声が飛び交っている。
しかし、これまでウッズに直に接しながら取材を重ねてきた米メディアからは、批判というより同情的な声が多く聞かれている。
USAトゥデイ紙のコラムニスト、ナンシー・アーマー氏は、「今、タイガー・ウッズに必要なのは、罪を軽くする弁護士でも、エクスキューズを捻り出す医師でもない。ウッズは一目散にリハビリ施設に入り、薬物依存症を克服するまで施設に居続けることが必要だ」と記している。
元スポーツイラストレイテッドのコラムニスト、リック・ライリー氏は「数年前(2021年の意)のカリフォルニアの交通事故の際に、こうなる(DUIで逮捕される)べきだったんだ。しかし、警察はビッグスターをおとがめなしにしてしまった」と残念がっていた。
そして同誌はウッズの4度の交通事故を振り返り、こんなことも明かしていた。
ウッズが初めて交通事故を起こしたのは09年。自宅で妻(当時)エリン・ノーデグレンから不倫の証拠を付きつけられたウッズは、愛車に飛び乗って逃げようとした際、近所の消火栓に衝突し、唇を切るなどのケガを負った。
同誌によると、そのとき駆けつけた警察官は、ウッズが正常とは言えない状態だったと明かしたとのこと。実際、フロリダ州の地元警察からは、ウッズが睡眠薬を含むいくつかの薬物を使用していたことが、後日、発表されたという。
しかし、理由は不明だが、どうしてだかDUIによる逮捕には至らず、その代わりというわけではないが、その後、ウッズは世紀の大スキャンダルの渦中の人となった。
2度目の交通事故は17年のことだった。ウッズは路上にとまっていたメルセデス・ベンツの中で眠っていたところを発見され、車はあちらこちらにぶつかりながら走行したようで、ボコボコで傷だらけだった。そして、ウッズ自身は目覚めてからも酩酊状態だったため、DUIによる逮捕となった。
当時、生涯4度目の腰の手術後だったウッズは、痛み止めなど複数の薬を飲んだことで「予期せぬ副作用が出た影響だった」とされ、このとき初めて、ウッズは薬物依存症のリハビリ施設に入所した。
施設から出た際は、「もう2度と同じ過ちを繰り返さない」と誓い、その後、戦線復帰。そして、18年のツアー選手権で奇跡のカムバック優勝を挙げ、翌19年にはマスターズを制し、メジャー15勝目を挙げて、世界中を沸かせた。
3度目の交通事故は21年。カリフォルニア州ロサンゼルス郊外で開催されたジェネシス招待が終了した2日後、ウッズが運転していたSUVがカーブを曲がり切れず、ガードレールを突っ切って林の中に飛び込んだ。
制限速度45マイル(約70キロ)の道路を87マイル(約140キロ)ほどのスピードで走っていたウッズは右足に重傷を負い、一時は命さえ危ぶまれ、切断も検討されたほどだった。
横転した車の車内には、ラベルが付いていない薬の瓶が転がっていたとのこと。しかし、どうしたわけか、地元警察は血液検査を行わず、ウッズの薬物使用は大いに疑われていたにもかかわらず、確証は得られないままとなった。前述の元スポーツイラストレイテッドのライリー記者は、このことを指摘して「あのとき逮捕されるべきだった」と記していた。
そして今回は、ウッズが起こした4度目の交通事故ということになり、またしても酩酊に近い状態だったウッズは尿検査を拒否。薬物使用が疑われている。
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