女子ツアー開幕まで2週間!小祝さくら、稲見萌寧、原英莉花ら有力選手の意気込み | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

女子ツアー開幕まで2週間!小祝さくら、稲見萌寧、原英莉花ら有力選手の意気込み

間もなく3カ月間のオフを終え、注目の国内女子ツアーが開幕。女子プロゴルファーたちはどんなオフを過ごし、2022年の目標をどこに置いているのか。

3月3日ダイキンオーキッドレディスから開幕

◆国内女子プロゴルフ<ダイキンオーキッドレディス 3月3~6日 琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県) 6590ヤード・パー72>

 開幕まであと2週間と迫った国内女子ツアー。初戦のダイキンオーキッドレディスに向けて、有力選手が大会事務局に意気込みを寄せた。

2021年ダイキンオーキッドレディス優勝の小祝さくら 写真:Getty Images

小祝さくら「シーズン中盤に崩れたショットを修正」

 ディフェンディングチャンピオンとして臨む昨シーズン賞金ランキング3位の小祝さくらは、オフトレを沖縄、兵庫、宮崎で行い、開幕に向けてコンディションを整える。

 昨季の成績と今季の目標については以下のようにコメント。

「最終的には悔しい気持ちもありましたが、賞金ランキング3位という結果を残せたので良いシーズンだったと思います。シーズン中、パターは良かったのですが、ショットが中盤から乱れ、修正ができなかったので、オフはショットを戻すための練習を主にしています。今年のダイキンオーキッドは、ディフェンディングチャンピオンとして迎えます。今年も大会を盛り上げられるように良い成績を出したいです。2022年、まずは前半戦での1勝を目指して頑張りたいと思います」

原英莉花「今年の目標は日々決断をすること」

 昨シーズン、日本女子オープン、JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ(ともに2020年)の国内メジャー2勝を成し遂げた原英莉花。腰など身体への負担を減らすため、ケアをしながら身体強化のトレーニングに励んでいる。

「昨年は、辛いシーズンでしたが、いろいろな経験をできたシーズンだったと思います。評価ポイントは、ショートゲームが強化されてきたことです。フェアウェイキープ率を上げていくことが課題です。オフは、身体の強化やケアによって、腰など身体への負担を減らすことにも取り組んでいます。ダイキンオーキッドは、シーズン初戦なので、良いスタートが切れるように、自分の持ち味を出せるようベストを尽くします。今年の目標は、日々決断をすることです」

稲見萌寧「歴代1位のパーオン率80%超えを目指す」

 2020-21は9勝して賞金女王、昨夏には東京オリンピックで銀メダルも獲得し、まさに最高のシーズンを過ごした稲見萌寧は、オフの12月と1月を昨年痛めた腰のケアに充て、今季からは新たに澤木弘之氏トレーナー契約を結び、ケアとストレッチの効果で体の柔軟性が増し、腰痛も改善してきていると言う。2月からは練習拠点の北谷津ゴルフガーデン(千葉県)で練習を積み、飛距離、正確性、100ヤード以内の距離感を底上げすることをテーマに取り組んでいる。

「昨年は、年間8勝、賞金女王、そして東京五輪での銀メダルなど、私のゴルフ人生でも記憶に残る1年だったと思いますが、腰を痛めた時の対応を間違ったのが心残りです。最後までやり切れていたら、ほかのタイトルも獲れただけに、もったいないことをしたなというのが一番の反省です。オフは、トレーニングとストレッチによって、関節の可動域を広げ、腰に負担をかけないよう、バックスイングでゼロだった捻転を半分ぐらいにできるように取り組んでいます。今の世代は全員が強敵ですし、周りのレベルも上がっているので、それ以上に自分も磨き上げていきたいです。パーオン率は19年(78.2079%)が(歴代)一番良いので、それを誰かに抜かれないように、自分の記録は自分で塗り替えて、80%を超えたいという想いはあります。日本ツアーで誰もがナンバーワンと認めるような存在になれるように、“まずは1勝”を目標に、開幕戦のダイキンオーキッドで良いスタート切れるよう、しっかり準備したいと思います」

西郷真央「2022年は複数回優勝を狙う」

 ルーキーとして臨んだ昨シーズン、未勝利ながら賞金ランキング4位に食い込む活躍を見せた西郷真央。年明けからトレーニングを開始し、主に課題としているグリーン周りの練習に励んでいる。

「昨シーズンは、とても良い経験ができたシーズンだったと思っています。技術面で、グリーン周りが特に課題だと感じたので、オフの間に重点的に取り組んでいます。ダイキンオーキッドは、沖縄での唯一の大会なので、とても楽しみです。2022年は、複数回優勝ができるように全力で頑張ります」

西村優菜「複数回優勝と海外メジャー挑戦が目標」

 無類の勝負強さを見せ、シーズン4勝を挙げた西村優菜。宮崎や沖縄で合宿を行い、1月は主にスイング作りや基礎的な練習、2月からラウンドを増やし、100ヤード以内の縦距離合わせをメインに取り組んでいると言う。

「昨年は、複数回優勝と、賞金ランキングトップ5に入る目標を達成することができたので良かったです。そのなかで、たくさんの課題も発見できたので、充実したシーズンでした。昨年のオフ、ショートゲームに力を入れて練習を行い、それが結果に繋がったのが評価ポイントです。後半戦に入ってから、安定感が欠けた部分があったので、そこが課題です。ダイキンオーキッドはツアー初戦ですし、独特な緊張感がありますが、4日間楽しんで、優勝争いをしたいと思っています。複数回優勝することと、海外メジャーに挑戦することが、今シーズンの目標です」

 渋野日向子、古江彩佳という人気・実力を兼ね備えた2選手が米ツアーに参戦しているとはいえ、スターに事欠かない女子ツアーから2022年も目が離せないのは間違いなさそうだ。

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2021年NEC軽井沢72優勝の小祝さくら 写真:Getty Images
2021年CAT Ladies優勝の小祝さくら 写真:Getty Images
2021年CAT Ladies年優勝の小祝さくら 写真:Getty Images
2020年日本女子オープン優勝の原英莉花 写真:Getty Images
2020年日本女子オープン優勝の原英莉花 写真:Getty Images
2020年日本女子オープン優勝の原英莉花 写真:Getty Images
2020年JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ優勝の原英莉花 写真:Getty Images
2021年明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント優勝の稲見萌寧 写真:Getty Images
2021年ヤマハレディースオープン葛城優勝の稲見萌寧 写真:Getty Images
2021年富士フイルム・スタジオアリス女子オープン優勝の稲見萌寧 写真:Getty Images
2021年フジサンケイレディスクラシック優勝の稲見萌寧 写真:Getty Images
2021年中京テレビ・ブリヂストンレディス優勝の稲見萌寧 写真:Getty Images
東京オリンピック銀メダルの稲見萌寧 写真:Getty Images
東京オリンピック銀メダルの稲見萌寧(左) 写真:Getty Images
2021年日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯優勝の稲見萌寧 写真:Getty Images
2021年日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯優勝の稲見萌寧 写真:Getty Images
2021年伊藤園レディス優勝の稲見萌寧 写真:Getty Images
2021年伊藤園レディス優勝の稲見萌寧 写真:Getty Images
2020年樋口久子 三菱電機レディス優勝の西村優菜 写真:Getty Images
2021年ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ優勝の西村優菜 写真:Getty Images
2021年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン優勝の西村優菜 写真:Getty Images
2021年ダイキンオーキッドレディス優勝の小祝さくら 写真:Getty Images

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