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- 大事故から1年のタイガー・ウッズ 痛めた脚の状態は?現状とこれまでの経過を振り返る
ロサンゼルス郊外で自ら運転する車で大事故を起こし、再起が危ぶまれたタイガー・ウッズ。あの事故からほぼ丸1年が経過し、自身がホストを務める「ジェネシス招待」で現状と心境を語りました。
1年前のジェネシス招待終了後、翌々日の大事故
あの大事故から1年。タイガー・ウッズが、自身がホストを務める米ツアー競技「ジェネシス招待」(2月17~20日)に姿を現し、記者会見に臨みました。
誰もが気になるのは、ツアー復帰の時期。これまでもヒザや腰の重い故障を乗り越えて来たタイガーですから「きっと今回も……」と思うファンも多いことでしょう。
しかし、彼の口から明かされたのは、リハビリはまだ歩行訓練の段階で「起伏のあるゴルフコースを歩けるのは、だいぶ先のことだろう」「チップショットやパット、ショートアイアンはうまく打てる。でも、長いクラブはまだ本格的に取り組んでいない」というのが現状。回復が思い通りに進んでいないことにいらだちを感じているというのです。
タイガーにとっても、ファンにとっても、ストレスを感じたこの1年を振り返ってみましょう。
タイガーが、車が大破する自損事故を起こし、大怪我を負ったのは昨年の「ジェネシス招待」が終わった翌々日の火曜日(2月23日)のことでした。
テレビのゴルフ番組収録のためにロサンゼルス郊外のゴルフ場に急ぎ向かう途中、制限速度を大きく上回るスピードを出していたとみられ、カーブを曲がり切れずに道路を飛び出したのです。
緊急医療センターに搬送されたタイガーには意識があり、命に別状はないと伝えられましたが、両脚を負傷(複雑骨折)。右脚を中心に長時間にわたる手術が行われました。
その後も何度かの施術を経て、3週間ほどで退院。3月16日、自身のSNSで「自宅(フロリダ州)に戻って回復に努めている」と近況が報告されました。
ファンを少し安心させたのは4月24日。やはり自身のSNSに、右脚はギプスで固定され、松葉づえを突いてはいますが、笑顔で愛犬と一緒に立つ写真を公開。
「信頼できるリハビリのパートナーであり、人間の最良の友と一緒にいるのは良いことだ」とのメッセージが添えられていました。
ところが、それから1カ月後の5月下旬、今度はゴルフ誌のインタビューで、過去にハードなリハビリを何度か経験したタイガーにとっても、今回のリハビリは「今までに経験したことがないほどつらいものだった」と告白。さらに「いまの一番の目標は、自力で歩けるようになること」と、厳しい現状が伝えられたのです。
ファンの期待とタイガーの現状には大きな開き
タイガーがようやく公の場に姿を現したのは、6月の全米オープンの直前。開催コースのトリーパインズがあるサンディエゴに近いロサンゼルスでのこと。依然として松葉づえ姿でしたが、確かな足取りで、関係者とハイタッチやハグを交わす様子が目撃され、メディアには「順調に回復しているようだ。早期のツアー復帰が期待される」といったコメントが躍ることになりました。
さらに、10月には息子のチャーリー君が出場するジュニアのトーナメントに帯同し、練習場でチャーリー君を見守るタイガーの姿がキャッチされました。
そこで今度は、前年(2020年)もチャーリー君と出場した、「ファーザー&サン」の大会として知られる「PNC選手権」(12月18~19日)でプレーするのでは? という希望的観測が広がりました。
続けて、11月22日には練習場でショット練習を始めた姿をやはりSNSに動画でシェア。
そして、12月1日には自身がホストを務めるもう一つのトーナメント(非フェデックスカップポイント対象競技)の「ヒーローワールドチャレンジ」(12月2~5日)に会場入りすることを、笑顔で告げる写真をシェア。ファンの間には、「プレーする可能性もありそう」との期待が膨らんだのでした。
しかし同じころ、ゴルフ誌のインタビューでショッキングな事実が明かされました。
それは、右脚の負傷は想像以上の重傷で、実は切断の可能性があったというもの。そして、それゆえリハビリの過程は長く、まだ半分にも達していないというのです。
ツアー復帰は本人も熱望する第150回全英オープン?
それでも、タイガーは「ヒーローワールドチャレンジ」の会場に元気な姿を見せると、事故後、初の記者会見ではユーモアを交えながら、2022年、セントアンドリュースで開催される第150回全英オープンにはプレーヤーとして出場したいと、抱負とも、決意ともとれる胸の内が明かされたのです。
そして、ファンの期待どおり、「PNC選手権」にはチャーリー君とともに出場。カートに乗っての移動でしたが、2日間、力強いスイングを見せ、ジョン・デーリー親子に次ぐ2位の成績を収めました。
しかし、そのプレーぶりからツアー復帰は近いのでは? と尋ねる記者には、即座に「ノー」の返答。
「まったく同意できない。私はそのレベルにない。彼らとハイレベルの対戦ができるようになるには、まだ多くの作業が必要だ」と語ったのでした。
ツアートーナメントでプレーする限りは優勝争いができるレベルでなければ意味がない、と考えるタイガーですから、復帰に慎重なのは当然でしょう。
それでも、先日の「ジェネシス招待」の記者会見では「カムバックするのか? と聞かれたら、イエスだ」ときっぱり。
ただし、それがいつになるかは、答えたくても答えられないと明言を避けたタイガー。期待は、やはり今年セントアンドリュースで開催される第150回全英オープンでしょうか。
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