上田桃子が「米ツアーなのになぜか海外選手と回れない(笑)」と嘆くも単独首位に浮上 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

上田桃子が「米ツアーなのになぜか海外選手と回れない(笑)」と嘆くも単独首位に浮上

日米女子ツアー共催「TOTOジャパンクラシック」2日目、上田桃子が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算10アンダーで単独トップに立った。

「我慢してどうにかスコアをつくれた」

◆国内女子プロゴルフ<TOTOジャパンクラシック 11月3~6日 瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)6616ヤード・パー72>

 TOTOジャパンクラシックの2日目、通算7アンダーのトップタイから出た上田桃子が、この日もきっちりとスコアをまとめた。

通算10アンダーの単独首位で2日目を終えた上田桃子 写真:Getty Images
通算10アンダーの単独首位で2日目を終えた上田桃子 写真:Getty Images

「1番からバーディーといきたいところでしたが、チャンスでパターがショートして思うように打てなかった」と前半は耐えるゴルフが続いた。

 流れを引き寄せたのは6番パー4。2メートルの下りのスライスラインを読み切ってバーディー。9番パー4をボギーとするも、後半の10番パー4でバーディー。ここから流れに乗りたいところだが、11番パー4でまたボギー。

「昨日ほどティーショットが安定していなくてパットも入らず。そんな中で、我慢してスコアをつくれたと思います」

 それでも、13番パー5と14番パー4で連続バーディー。17番パー4では、19メートルのロングパットを沈めた。

 通算10アンダーの単独トップに立ったが「そこはあまり気にしていなくて、他の選手がスコア出ているなとか見ていました。16番と18番のロングホールでバーディーを取りたかった」。

 首位に立ったとはいえ、まだ残り2日間ある。そこでふと「私、初日から(鈴木)愛ちゃんと『海外選手と回りたいよね』って話していたんです。なぜか海外選手と回れないんです」と笑う。

 上田は初日、2日目とすべて日本人選手との組。「明日も日本の選手と同組なので(笑)。でも、それくらい日本の選手が上位にきているという証拠ですし、日本ツアーが充実しているという意味なので、すごくいいことだと思います」。

 今でこそベテラン選手となり落ち着いた雰囲気の上田だが、若い頃はギラギラした闘争心の持ち主だったと思う。

 そんな、かつての自分と比べてか「今の子は本当に淡々としている。ガツガツしないで結果が出ているので、そっちが正解なんだと思います」と笑い飛ばしていた。

 今大会では、米ツアーの雰囲気を感じることはできていないが、地の利を生かし、優勝のチャンスも見えてきた。

 それでも「リズムよく淡々と大事にプレーしていきたい」と油断はしていない。

上田 桃子(うえだ・ももこ)

1986年6月15日生まれ、熊本県出身。2005年プロ入り。07年にミズノクラシックなど年間4勝を挙げ、翌年から米ツアーに挑戦。21年6月に入籍。今季の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」優勝がミセスでの初勝利となった。ZOZO所属。

【写真】「ある意味ホントの黄金世代」 上田桃子&有村智恵&宮里藍ら“レジェンド”大集合の激レアショット
1 2

最新記事