国内男子ツアー出場権を賭けたファイナルQTが終了! 上位にはベテランと若手が入り混じる | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

国内男子ツアー出場権を賭けたファイナルQTが終了! 上位にはベテランと若手が入り混じる

来季の国内男子ツアー出場権を争うファイナルQTトム・ワトソンゴルフコース2022が全日程を終了。25歳の篠優希が通算13アンダーでトップ通過を果たし、来季の出場権を手にした。今年度の実績を見ると、2位から19位までの選手には第1回リランキングまでの出場権が与えられる見込みだ。

昨年のQT20位は今季14試合に出場

◆国内男子プロゴルフ<ファイナルQTトム・ワトソンゴルフコース2022 12月6~9日 トム・ワトソンゴルフコース (宮崎県) 6984ヤード・パー72>

 国内男子ツアーを主戦場にしたいプロにとっては、まさに死活問題となるファイナルQT。トップ通過の選手にはシーズンをとおしての出場権が与えられるとあって、今年も激しい戦いが4日間に渡って繰り広げられた。

 見事、その権利を勝ち取ったのが25歳の篠優希だ。最終日に10アンダーをマークし、通算13アンダーでホールアウト。16位タイから一気にトップに躍り出た。今季は11試合に出場したが、賞金ランキング106位に終わっただけに、そのリベンジを果たすつもりだ。

最終日に「62」をたたき出し、大逆転でファイナルQTをトップで通過した篠優希(写真は東建ホームメイトカップ) 写真:JGTO Images
最終日に「62」をたたき出し、大逆転でファイナルQTをトップで通過した篠優希(写真は東建ホームメイトカップ) 写真:JGTO Images

 以前はファイナルQT自体の優先順位は高かったが、現在は下部ツアーであるABEMAツアーの賞金ランキング上位者と同等になったため、ABEMAツアー賞金ランキング2位→ファイナルQT2位→ABEMAツアー3位……、というようにファイナルQT20位まで交互に出場権が与えられ、ファイナルQT21位以下の選手がその後に続く。

 今年度の実績でいえば、ファイナルQT20位の小林正則が14試合に出場しているが、21位の山本隆大は9試合に留まっている。その意味ではやはりトップ20に入らないと出場試合はそれほど増えないだろう。

 トップ20の顔ぶれを見るとバリエーションに富んでいる。武藤俊憲(2位)、竹谷佳孝(3位)、平本穏(9位)、S・j・パク(15位)、内藤寛太郎(16位)といった元シード選手組もいれば、アマチュア時代からツアーに出場していた米澤蓮(7位)らの若手組、過去一度もシード権を得たことがない47歳の海老根文博(5位)、今季シード権にあと一歩届かなかった坂本雄介(6位)らの名前が並ぶ。

 変わったところでは、日本人でありながら米国出身の伴真太郎(4位)だろう。小柄ながらドライバーの平均飛距離は310ヤードを越えるというから驚きだ。また19歳のレフティ・細野勇策が8位に入っている。

シード落ちからの復活は容易ではない!?

【写真】石川遼は10位!2022男子ゴルフ賞金ランキングトップ10

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1位 比嘉一貴 1億8159万8825円 写真:JGTO Images
2位 星野陸也 1億1440万4050円 写真:JGTO Images
3位  岩﨑亜久竜 9667万570円 写真:JGTO Images
4位 堀川未来夢 9559万4744円 写真:JGTO Images
5位  桂川有人 8797万697円 写真:JGTO Images
6位  岩田寛 8731万7389円 写真:JGTO Images
7位 C・キム 8680万5149円 写真:JGTO Images
8位 大槻智春 8490万2380円 写真:JGTO Images
9位 河本力 7776万6121円 写真:JGTO Images
10位 石川遼 7694万9337円 写真:JGTO Images
最終日に「62」をたたき出し、大逆転でファイナルQTをトップで通過した篠優希(写真は東建ホームメイトカップ) 写真:JGTO Images
ファイナルQTを29位で終えた選手会副会長の中西直人 写真:JGTO Images
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