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- 「サボりがちだったバランスディスク」でドライバーを修正した穴井詩 シーズン2勝目1番乗りを狙う
パナソニックレディス2日目、3アンダーでスタートした穴井詩は、飛距離のあるドライバーショットを武器に7バーディー、1ボギー。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、2位の川岸史果に1打差ながら単独首位に立った。
風対策は「リズムが速くならないように気を付けました」
◆国内女子プロゴルフ<パナソニックオープンレディース 4月28~30日 浜野ゴルフクラブ(千葉県) 6656ヤード・パー72>
シーズン2勝目に向けて、穴井詩が絶好調だ。
パナソニックレディス2日目、3アンダーでスタートした穴井は、飛距離のあるドライバーショットを武器に7バーディー、1ボギー。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、2位の川岸史果に1打差ながら単独首位に立った。
この日、最初のバーディーとなった3番を振り返り、「ドライバーがうまくいって、ウェッジで1メートル」と、笑顔を見せる。前日「荒れ放題なので練習したい。コース内に入るけど、荒れるとチャンスに行かないから。ロングでしか(バーディーが)取れない」と言っていたドライバーショットを見事に調整してきた。
「左にドロップチーピンが出てたのが、何とかドローくらいになりました」という修正には、しっかりと器具を使った。「しばらくサボりがちだったバランスディスクに乗ってみたら、どこかに忘れていた私の軸を発見しました」と照れ屋らしく笑わせたが、効果はてきめん。強い風に身を任せつつ、安定したショットを打ち続けた。
4週前のヤマハレディースオープン葛城でのシーズン1勝目は、4年ぶりのツアー通算4勝目。今大会で早くも次のチャンスが訪れた。「いつになくいい滑り出しだな、と思います」と、笑みがこぼれる。
昨オフからタッグを組む石井雄二コーチが今週はバッグを担いでいる。「要所、要所で助けられています」という強い味方を得て、ショットだけでなくパッティングも好調。硬く難しいグリーンで、長いチャンスを何度も決めている。
さらに「アイアンショットに不安がないのもここ数年はないレベル」という自信が穴井を支えている。
風の中、最後までプレーした106人の中でベストスコアの6アンダーを叩き出しての単独首位には「大満足です」と、素直に喜んでみせる。
シーズン2勝目に向け「優勝を狙って、やれるだけのことはやりたい」と意欲を見せた穴井だが、その先にはさらに大きな目標がある。次週に控えたシーズン最初の公式戦、ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップがそれだ。
「いい感じでメジャー(公式戦)に向けていけるかな、という欲が出てきました」と口にしたのは、初日のプレーを終えた時のこと。飛距離に加えて安定感が出れば、怖いものはない。メジャータイトルを見据え、さらなる自信を深める勝利に向かって、穴井は走り続ける。
穴井 詩(あない・らら)
1987年11月11日生まれ、愛知県出身。2008年にプロテスト合格。2016年「ゴルフ5レディス」でプロ初優勝を飾る。2011年からシードを守り続け、今季は12シーズン目を迎える。女子ゴルフ界きっての飛ばし屋で、若手の台頭激しい2022年シーズンもドライビングディスタンス1位(257.49ヤード)に輝いた。ツアー通算4勝。GOLF5所属。
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