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- 「かっこいいなと思います。私も頑張ります」木戸愛がQT131位の崖っぷちから11年ぶり復活V狙う
パナソニックオープンレディース2日目、4バーディー、ノーボギーで首位の穴井詩に2打差3位タイにつけた木戸愛は、ファンを魅了するトレードマークの笑顔を何度も見せた。
「自分の目標があるなら切り替えて練習するのが大事」
◆国内女子プロゴルフ<パナソニックオープンレディース 4月28~30日 浜野ゴルフクラブ(千葉県) 6656ヤード・パー72>
30代での復活優勝に向けて、木戸愛が絶好の位置につけている。
パナソニックオープンレディース2日目、4バーディー、ノーボギーで首位の穴井詩に2打差3位タイにつけた木戸は、ファンを魅了するトレードマークの笑顔を何度も見せた。

ツアー7勝の佐伯三貴にゴルフを見てもらうようになって今年が「3年目」。佐伯が試合に出ている頃から「一緒に回さらせてもらって吸収するものが多かったので」と連絡を取り、教えを仰いだ。
若い選手を教え始めた佐伯の下で、一番磨きたかったのはショートゲーム。コロナ禍から日常に戻りつつある今年は、ハワイで10日、鹿児島で5日間の合宿で準備を整えてシーズンに臨んだ。木戸の出場資格はQTランキング131位のため、出られる試合は限られている。
主催者推薦などを中心にここまで4試合。3試合は予選落ちして、ヤマハレディースオープン葛城の50位タイがベストフィニッシュと苦しんでいる。特に、オフの合宿を行った鹿児島高牧CCが舞台のTポイント×ENEOSゴルフトーナメントで予選落ちしたのは悔しかった。
それを乗り越えられたのは「三貴さんや家族と前向きな話をできて、自分の目標があるなら切り替えて練習するのが大事、と思えたから」と、ポジティブさを維持した。
この日は、ショートゲームとともに佐伯と磨いたコースマネジメントも生きた。最初にバーディーを奪った8番の2打目は、残り280ヤードだが、目の前の木が邪魔になる。さらに左100ヤードにも木がある難しい状況だった。ここから「スタンスを広くせずに、クラブを短く持って回転で打つんです。低いライン出しのようないい感じに打てた」と、絶妙なショットからバーディーを奪い、波に乗った。
2日間いいスコアが出たことで「いい方向に向かっている」ことを実感している。
2011年に初シードを取り、12年にはサマンサタバサ ガールズコレクション・レディースで初優勝。18年までシードを維持したが、2勝目には手が届かないまま。19年に賞金ランキング74位でシード落ちしてからは、さらに苦しい戦いを強いられてきた。
「優勝したいという思いは強いですが、まだまだなのでひとつひとつ丁寧にプレーして、明日は目の前の1打に集中して頑張りたいです」と、謙虚に挑む。
若い選手の活躍が目立つ中でも、30代で踏ん張り続ける選手も光る。身近にいる上田桃子はもちろんのこと、昨年11年ぶりに復活優勝した金田久美子、藤田さいきの活躍にも刺激を受けている。「かっこいいなと思います。私も頑張ります」。先輩たちに続く復活劇に期待が高まる。
木戸 愛(きど・めぐみ)
1989年12月26日生まれ、神奈川県出身。172センチの恵まれた身長を生かしたダイナミックなゴルフで多くのファンを魅了。2012年「サマンサタバサレディース」で念願の初優勝を果たす。
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