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コラム

本間ゴルフ 小川社長が明かす“新生HONMA”の舞台裏 激論の末に生まれた「TW777」誕生秘話も<PR>

2026.01.30
出島正登
PR 本間ゴルフ

〈Sponsored by 本間ゴルフ〉

2023年12月に本間ゴルフの社長に就任した小川典利大(のりお)氏は、「変革と挑戦」を掲げてブランドの再生に乗り出しました。初の試みとなるデザイン主導のクラブ開発「TW777」では、酒田工場(山形県酒田市)の匠(たくみ)たちとの衝突を経ながらも、新しい時代の本間ゴルフを象徴するモデルを完成させました。その舞台裏と小川社長が見据える「今後の本間ゴルフ」に迫ります。

本間ゴルフを立て直す自信

 1969年埼玉県出身、小川典利大(のりお)氏は米国で公認会計士としてキャリアをスタートし、日本コカ・コーラ、アディダスジャパン副社長、デサントジャパン社長を務め、2023年の12月に本間ゴルフ代表取締役社長兼最高経営責任者に就任しました。

 海外での豊富な経験を持つ小川社長ですが、実は大の日本好き。知人や友人から「本間ゴルフの立て直しは相当難しいのでは」と言われながらも決断した背景には、日本を愛する気持ちと本間ゴルフを立て直す自信があったからだと言います。

本間ゴルフ代表取締役社長兼最高経営責任者・小川典利大氏[写真:角田慎太郎]
本間ゴルフ代表取締役社長兼最高経営責任者・小川典利大氏[写真:角田慎太郎]

 そんな小川社長が就任当初から掲げる理念は“変革と挑戦”。最新モデル「TW777」にはこの理念が詰まっているといいます。今回はその誕生秘話を聞いてみました。

「アパレルだったり、シューズだったり、デサント時代はキャディーバッグなどもやったことはありましたが、ゴルフクラブは初めてでした。スポーツ業界は長いものの、私にとってはまさに“挑戦”そのものでした。

 ゴルフは趣味程度でやっていましたが、入社したときには『TW767』があり、実際に打ってみると問題はないし、見た目も悪くない。でも特徴がなくて、おもしろみを感じなかったのも事実でした」(小川社長)

本間ゴルフの財産は“パーシモンの形”と“モグラ”

 そんな小川社長がまず考えたのが、本間ゴルフの本気度を取引先である販売店に伝えることでした。

 それまで新製品を出すタイミングがぼやけていたのを、時期を決めてベストな製品をベストなタイミングで出していくことに決めたのです。それがHONMAの歴史と新しい挑戦を見せることになると小川社長は言います。

「HONMAらしさとは何なのか。私が入社した時にはそれがなくなっていたように感じました。酒田(工場)には、長年培ってきたドライバーやアイアン、ウェッジに対する匠(たくみ)たちのこだわりが詰まっています。あそこにいけばHONMAの歴史が分かる。その中で財産になるのは私にとってはやっぱり“パーシモンの形”と“モグラ”だったんです」

本間ゴルフの新モデル「TW777」ではモグラのデザインが強調されている。小川社長は「このモグラこそがHONMAらしさ」だと話す[写真:角田慎太郎]
本間ゴルフの新モデル「TW777」ではモグラのデザインが強調されている。小川社長は「このモグラこそがHONMAらしさ」だと話す[写真:角田慎太郎]

「新しいクラブのデザインに、モグラは絶対に入れたい」

 小川社長の着眼点は本間ゴルフの社員にとって想定外でした。本間ゴルフといえばパーシモンとモグラというイメージを往年のゴルファーたちは確かに持っています。それは本間ゴルフで長く勤める社員にとっても同じでした。

 ただ、かつての「HONMA=モグラ」というイメージが先行し、どこか古めかしく、時代遅れな印象を持たれることもありました。

 小川社長はモグラこそがHONMAらしさだと感じ、古いというイメージを払拭するため新たなビジネスを展開していきます。

 その一例が、アメリカンスポーツウエアブランド「Champion(チャンピオン)」とコラボしたアパレルの展開です。

変革と挑戦の1つである「Champion(チャンピオン)」との初コラボレーション。これまでHONMAに触れることがなかった世代へのアプローチとしての取り組みだ[写真:角田慎太郎]
変革と挑戦の1つである「Champion(チャンピオン)」との初コラボレーション。これまでHONMAに触れることがなかった世代へのアプローチとしての取り組みだ[写真:角田慎太郎]

 本間ゴルフの社員も驚く戦略を次々に進めていきます。今では自社で展開するウエアを好んで着たがる社員が増えたとのことです。

 小川社長は、最も嫌うのは自分たちの業界だけにとらわれることだと続けます。

「日本の中でいえば、スポーツ業界全体の売り上げさえトヨタ1社に及ばないんです。しかもスポーツの中のゴルフというさらに小さいところとなると、そこだけでやっていてもダメ。車だったり、カラーリングなら化粧品だったり、マーケティングならコンビニだったり、さまざまな発想を入れていかなければならないと思っています。今回、『TW777』のデザインを外部に依頼したのもいろんな効果を期待してのことです」

匠との衝突から生まれた「TW777」

 本間ゴルフのクラブ開発でデザインから決めるのは、1959年から続く歴史の中で「TW777」が初めてのことです。このような挑戦ができたのは、匠に対して絶対的な信頼を寄せているからこそだと小川社長は言います。

小川社長が初めて酒田工場に足を運んだ際、匠たちの技術に感銘を受けたと言う[写真:角田慎太郎]
小川社長が初めて酒田工場に足を運んだ際、匠たちの技術に感銘を受けたと言う[写真:角田慎太郎]

「クラブの機能面に関しては匠が必ず最高のものに到達してくれると思っています。一方で、本間ゴルフに限ったことではありませんが、日本のメーカーはものすごく閉鎖的だと思います。いろんなものの答えが大体決まっている。

 外の意見を取り入れづらい環境なんだと思います。実際入ってみると本間ゴルフもそうでした。ただ、『おっ』と思ったのは、酒田の匠たちはこちらが要望を投げかけると、反発しつつも、何とかしてやろうとしてくれるんです。それは何物にも代えがたいプライドがあるからなのでしょう」(小川社長)

 長年培ってきた技術とプライドがあるからこそ、新たな変革に反発が出るのは当然のこと。小川社長の中では現場からの反発は予想していたといいます。ただ、それらは小川流に表現すると「反発ではなく抵抗だ」とのことです。

「(『TW777』に関して)今回は外部の人に協力していただいて、うちの企画の人間と一緒に酒田のメンバーと話し合ってもらいました。私が酒田の匠と直接言い合ったことはありませんが、そこでのいざこざというか、『こんなことできるか!』という(匠の)声も聞こえてきたのは事実です。

 でも私が入社した当初から、最終的な判断は私が担う立場であり、責任を持って決断する姿勢を示してきました。だからこそ『できない』という言葉は自分の中にありません。私が最後に何を求めているかは理解が難しかったと思いますが、今までのプロセスとはちょっと違うことを進めていきたい、殻を破って製品を考えてほしい、そこから生まれたのが『TW777』です」(小川社長)

さまざまな衝突を乗り越えて誕生した「TW777」は、革新的なデザインと匠たちの熟練技を融合させた、本間ゴルフの新たな象徴だ[写真:角田慎太郎]
さまざまな衝突を乗り越えて誕生した「TW777」は、革新的なデザインと匠たちの熟練技を融合させた、本間ゴルフの新たな象徴だ[写真:角田慎太郎]

 小川社長は酒田の匠のプライドがあったからこそ「TW777」が完成したと言います。

「本間ゴルフには長い歴史があります。歴史がある=歴史を作ってきたということです。そこには譲れないプライドがあるし、そこはすごく重要な部分になります。ゴルフクラブは決められたルールの中で最高のものを作り上げなければならないので、その部分は本当にリスペクトしています」

 小川社長は強引に何かを変えようとしたわけではなく、守るべきもの、伝承していくべきものに対してリスペクトしながら変革を進めていきました。ただ、長きにわたって積み重ねてきたものに変化を注入するのは並大抵のことではありません。いかにして匠の心を動かしたのでしょうか。

「ポイントはキーマンをどれだけ作れるかということです。製品開発本部・顧問の諏訪(博士氏)とはかなり話して、『社長のやりたいことは分かりました。なんとかします。ただすごくもめています』と言われたこともありますが、彼は私の考えを受け入れてくれました。

 匠たちには彼らなりのものづくりをしてきたプロセスが1から10まであるわけです。でも今回は1からやっていない。プライドがあるから反論するわけですが、そのプライドの一部を削ってもらわなければならなかったのです」(小川社長)

改革じゃなく「変革」 変化を恐れない第一歩が「TW777」

 人間とはそもそも変わることがあまり好きではない生き物です。年齢を重ねれば一層それは強まります。自分に自信があるかないかは別にして、経験を積むほど変化を求めなくなります。だからこそ無理やり意識させる必要があると小川社長は言います。

「常々、変革というのは改革とは違うと言っています。改革はあるものを変えていくことで、変革は全てをまっさらにして、もう1回新たに起こすことを意味します。それをずっと言い続けないと、結局、自分の中で変えているつもりで終わってしまうわけです。

 私のやりたいことや考えに対して腑(ふ)に落ちない人の方が絶対的に多いと思いますが、その中で(自分と)同じ気持ちになってくれる人をいかに増やすか。そうすればその人からさらに考えが広がっていくわけで、そういう人材を持てるかどうかが変革の鍵を握っています」(小川社長)

「TW777」は変革の第一歩。これからも小川社長がかじを取る新生HONMAから目が離せない[写真:角田慎太郎]
「TW777」は変革の第一歩。これからも小川社長がかじを取る新生HONMAから目が離せない[写真:角田慎太郎]

 小川社長の肌感覚ではまだまだ「変革した」といえるレベルではないとのことです。

 本当の変革はこれからで、その第一歩が「TW777」。小川社長が「TW777」から描くストーリーは、ユーザーの人たちがゴルフをするうえで、数あるゴルフクラブの中の選択肢の1つになってくれること。「本間ゴルフと一緒に」。そう思ってもらえるようになることが変革の始まりだと話します。

 さらにもう1つ。

「社員に『本間ゴルフで働いていて良かった。これからも本間ゴルフで働きたい』と思わせるのは社長冥利(みょうり)に尽きること。そうなるのが本当の変革だと思っています。『TW777』がきっと、その第一歩になってくれると信じています」

 小川社長の変革への挑戦は、まだ始まったばかりです。

HONMA変革の“意志と覚悟”を象徴するギア「TW777」の詳細はこちら

【写真】“新生HONMA”への第一歩となった新モデル「TW777」のドライバーとアイアンのデザインを見る
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