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- 驚くほど静かな空間でゴルフ場を往復できるメルセデス・ベンツの最上級EV「EQS」 キャディーバッグは2本積載がベター!?
メルセデス・ベンツの最上級サルーンに君臨するSクラス。そのEV(電気自動車)版がEQS。メルセデス・ベンツはEQSのためにEV向けSクラス専用プラットフォームを新たに開発、そこに118kWhという新世代大容量リチウムイオンバッテリーを搭載した。
堂々たる佇まいと航続性能のSクラスEVでゴルフ旅
メルセデス・ベンツの最上級サルーンに君臨するSクラス。そのEV(電気自動車)版がEQSだ。
メルセデス・ベンツはEQSのためにEV向けSクラス専用プラットフォームを新たに開発、そこに118kWhという新世代大容量リチウムイオンバッテリーを搭載した。EQSの一充電当たりの航続距離はなんと759キロ(カタログ値)。東京を出発して近畿圏の大阪・京都・神戸(概ね460〜550キロ)まで無充電でたどり着き、そこからさらに足を伸ばすこともできるほどの航続距離を誇る。

最近はEV用急速充電器を設置するゴルフ場が増えつつある。EQSの場合、高規格の急速充電器(150kWタイプなど)を使えば約1時間で最大容量の80%程度までリカバリーできるという。出先で電欠の心配をしたり、充電の待ち時間でストレスを抱えたりといったEVならではの悩みも、将来的には解決の方向に向かうだろう。
空力という機能性を兼ね備えたEQSのスタイリングは、先進的であるがゆえにこれまでのメルセデス・ベンツ愛好家から賛否両論があるようだ。それでも全長5225ミリ×全幅1925ミリと堂々としたボディーサイズはラグジュアリー感たっぷり。
ゴルフ場に乗り付ければ一目置かれる存在になること間違いなし。その中身はメルセデス・ベンツが長年培ってきたラグジュアリーと快適性の理想を実現したEVだ。
後席を畳めばもっと入るがキャディーバッグは2本がベター
EQSの車内に乗り込んで目を奪われるのがMBUXハイパースクリーン。ダッシュボードをほぼ埋め尽くす大型の曲線的なスクリーンユニットは、左右幅なんと141センチ。1枚のカバーガラスの奥にディスプレイを3枚仕込んであり、まるで単一スクリーンのように見せている。
走行中もさまざまなエンターテインメントが楽しめるのだが、もし運転中などにドライバーが助手席用ディスプレイの方向を見ると、車載カメラが認識して特定のコンテンツでは自動的に減光されて見えなくなる。しっかり安全にも配慮しているのだ。

EQSの走りは極めて静粛性が高く快適。そもそもEVなのでエンジンがないし、車内に入ってくる騒音・振動も徹底的に抑え込まれている。ボディー形状を工夫することで高速走行時の風切音もほとんど聞こえてこない。ゴルフ場までのドライブは、ふんわりとゴージャスな座り心地のシートに体を沈め、ゆったり快適なクルージングを楽しみたい。
EQSはこのクラスとしては珍しいハッチバックスタイルだ。荷室はボディーサイズから想像するほど広くはない。空力を意識したスタイルルだけに致し方ないところだが、それでもフルサイズのキャディーバッグを2本積み込むことができる。
必要とあらば後席を折りたたんでスペースを拡大できる。多人数で同乗してゴルフに出かけることが多いゴルファーはチェックしておきたい。
EQS 主要諸元(450+)
◆全長_全幅_全高:5225×1925×1520ミリ◆車両重量:2530キロ◆モーター形式:交流同期電動機 ◆モーター最高出力:265kW◆モーター最大トルク:568N・m◆一充電走行距離:759km◆WLTCモード:188Wh/km◆定員:5人◆車両価格(EQS 450+):1550万円(税込み)
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