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- 現代版「ワーゲンバス」にキャディーバッグ何本載るの!? 目立ちまくりなEVミニバン「ID.BUZZ」のゴルフな使い勝手を検証
“ワーゲンバス”ことフォルクスワーゲンTYPE2の再来として注目されているのが「ID.Buzz」。TYPE2のDNAを受け継いだアイコニックなデザインと、最新のEV技術を融合し、新世代のEVミニバンとして生まれ変わった「ID.BUZZ」のゴルフユーティリティーをチェックした。
見た目からは想像できない軽快な走り
世界中で愛された“ワーゲンバス”ことフォルクスワーゲンTYPE2の再来として注目されているのがID.Buzzだ。
TYPE2のDNAを受け継いだアイコニックなデザインと、最新のEV技術を融合し、新世代のEVミニバンとして新しい移動体験を提供する。日本国内では唯一のEVミニバンである点でも注目度は高い(2025年8月現在)。そしてまた、ゴルフライフのパートナーとしても面白い存在だ。

ゴルファーズカーとして一番気になる航続距離は、554キロ(ロングホイールベースモデルの一充電走行距離当たりの走行距離)と余裕の合格点。都市部から郊外のゴルフ場往復プラスちょっとした寄り道くらいなら難なくこなせることだろう。
走りは見た目からは想像できないほど力強く軽快だ。モーター最大トルクが560Nmとパワフルで、走り出した瞬間からグーッとどこまでも加速していく。大人数が乗車してもまったくへこたれない頼もしさだ。
しかも、大容量のバッテリーをフロア下に敷き詰めた低重心ボディーのおかげで、背の高さを忘れてしまいそうなほどの軽快な走りを実現している。ちなみにID.Buzzは電気モーターとトランスミッションをリヤアクスルに搭載するRRレイアウトを採用。これがトラクションをしっかり路面に伝え、優れたコーナリング性能や走行安定性にも貢献している。
街中、高速道路、ワインディングロードなど、ステージを問わず心地よくドライブできるのがID.Buzzの魅力だ。
広々とした室内と優秀な積載力
ID.Buzzの快適な室内は、ゴルファー視点で見ると実に頼もしい。6人乗り(2-2-2)のショートホイールベースモデルと、7人乗り(2-3-2)のロングホイールベースモデルがあるが、どちらにしても存分に開放感を享受できる。
背の高いミニバンボディーは頭上空間が広々しているので、遠方のゴルフ場への長時間ドライブでも窮屈な思いをしなくても済むことだろう。機能的な収納スペースがいたるところに備えられているので、どの席に座っても等しい快適性を約束してくれる。

ちなみにID.Buzzのパワー・スライドドアとテールゲートにはイージー・オープン&クローズ機能が搭載されている。両手がふさがった状態でもドアの開閉が可能で、ゴルフ場での乗り降りや荷物の出し入れなどのアクセスビリティー向上に貢献している。
以上のようにID.Buzzはゴルフを楽しむミニバンとして非常に魅力的だ。アイコニックなスタイルでゴルフ場での注目を集めつつ、気の置けない仲間を連れ立ってのゴルフでは楽しいひとときを演出してくれるはず。
快適な乗り心地と先進装備は日常のドライブも支えてくれる。広い室内と積載力はさまざまな荷物を積載可能。ライフスタイルに合わせて使いこなせるマルチユースなEVトランスポーターといえるだろう。
ID.BUZZ 主要諸元(Pro Long Wheelbase)
◆全長×全幅×全高:4965×1985×1925ミリ◆車両重量:2720キロ◆モーター形式:交流同期電動機◆モーター最高出力:210kW(286ps)◆モーター最大トルク:560N・m(57.1kgf-m)◆一充電走行距離:554キロ◆WLTCモード:173Wh/km◆定員:7人◆車両価格(Pro Long Wheelbase):997万9000円(税込み)
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