- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- コラム
- なぜゴルファーは発散するはずのストレスを溜めて帰ってくるのか? “ストレス地雷”の回避術/木村和久『ゴルフ=レジャー宣言』
ストレス解消できるレジャーとしてゴルフを挙げる人は多いものの、実際はさまざまな理由でかえってストレスを溜めてゴルフ場をあとにすることも少なくありません。ゴルフを筆頭に、平成~令和の日本を縦横無尽に遊び尽くしてきたコラムニストの木村和久氏が、浅いのか深いのかよく分からないこの問いを考察していきます。
キャンプや花見、海水浴ぐらい平和に楽しく1日を過ごしたい
ゴルフはストレス発散の場であるにもかかわらず、ストレスを溜める場合が結構あります。つまり諸刃の剣というわけです。
レジャーゴルフ派としては、キャンプや花見、海水浴ぐらい平和に楽しく1日を過ごせればなと思います。それでは、なぜゴルフはストレスを溜めやすいのか、その理由を探ってみます。
1)外的要因でストレスを溜める
例えば、安くて混むコースに行き、毎ホール待たされてイライラがつのり叩いてしまう、そういうことが起きます。
前の組は年配の方ばかりで動作が遅い。しかもグリーン上のボールはOKの距離にあるのに、そこからまた打つとか。
やっとグリーンを去ったと思ったら、忘れ物をして戻ってくるし。もうこっちはすでに構えているんだから、調子が狂いますよ。

ほかフェアウェイに誰もいないと思ったら、前の組の人が林から現れて戻ってきたとかね。そりゃないよ~、乗用カートはだいぶ先にあるでしょうが。
俗にいうガラの悪いコースと言いますか、パットを打っている時に打ち込んでくる人とか。しかも謝らないし。
さらにフェアウェイにある自分のボールに対し、脇の林から人がやって来て、ロクに確認もせずにボールを拾っていくとか。多分、自分が打ち込んだボールと思ったのでしょう。ちゃんとブランドや番号を確認してください。
そういうプチ災難が嫌なら、口コミで調べ、多少お値段は張りますが、ゲストを詰め込まない品の良いコースを選ぶことです。
2)同伴メンバーでストレスを溜める
今はだいぶ減りましたが、やたらニギリをしたがる人とかね。あるいは、せっかちで打ったらすぐ歩きだし、ボールを探させるけど探してはくれないとか。OKは他人に厳しく、自分には催促するとか、やりづらい人はいっぱいいます。
かといって、そういう同伴メンバーを事前に調査し、友達に聞くのも難しいです。それは聞いた人がどっちの味方か分からないからです。いろいろ調べて、ターゲットの人とラウンドしたら「キミか、私のことをいろいろ嗅ぎ回っているのは?」なんてなったら、最悪ですから。
答えからいうと、初めて会った人でモンスターな性格の人だったら、交通事故にあったと思って諦めましょう。次回から、その人を避ければ良いのです。
あと、ゴルフに対する考え方が合わない人っているでしょう。打った時ダフって芝を傷つけてしまった。ボールがすぐそこなので慌てて移動しようとしたら、即座に砂を撒いて無言のマナー圧力をかけてくる人とか。
以前、グリーン上でボールを拭かずに打っていたら、私のボールを拾い上げて「ボールは拭いて打った方が入りますよ」といってくれた有名なシングルプレーヤーがいます。たぶん見かねたのだと思います。申し訳ないなと思った反面、自分レベルのゴルファーはボールを拭いてもスコアは一緒という考えもありますけどね。
ルール&マナーの捉え方は難しいです。ゆるい人ばかりの集まりだと、プレーがダラっとしすぎるし。一人ぐらいきちっとした人がいても良いかと思います。
3)コースやクラブがストレス
怖いもの見たさといいますか、レイアウトが難しいとか、グリーンが速いことを売りにしているコースがあります。挙句、池ポチャ、3パットしまくり。分かって叩くなら良いですが、知らずにラウンドすると、その日の気分は最悪です。難しいと評判のコースは、あらかじめ調べておくこと。
一方、超名門コースでは、メンバー全員が風紀委員みたいになっていて、突然注意を受けることも。
知らないおじさんがツカツカと歩み寄り「きみポロシャツの裾が出ているから、しまいなさい」といわれたことも。
風通しを良くすれば熱中症予防にもなるのですが、そんなことエクスクルーシブな空間では関係ありません。ビジターよりメンバーが偉いのです。
そこで「うるさいよジジイ」などと反論すれば「キミは誰の紹介でここに来たの、その紹介したメンバーは除名になるよ、いいのかい?」という展開になります。もし、けんかにでもなったら、紹介してくれたメンバーと一緒に、虎屋の羊羹の詰め合わせを持って謝りに行く羽目になるのは目に見えています。くれぐれもメンバーさんと揉めないように。
4)自滅する
案外多いのは自滅する場合です。新しいクラブを投入してお披露目をしたんだけど、練習場とコースじゃ大違い。ことごとくボールが逸れて大叩き。よくある話です。
特にゴルフの腕前が伸び盛りの人は、今日はベストスコア更新だなんて勝手に盛り上がって、自滅しがちですからね。
ゴルフに多くを期待しちゃダメです。あくまで謙虚に、結果は後からついてくるものと理解されたし。
5)その他、意外なところで
案外トイレ問題は大きいです。若い頃は睡眠不足で酒を飲んで寝て、早朝スタートのゴルフをやってたから、2ホール目ぐらいでトイレの大の方に行きたくなり、もうプレーどころじゃないですよ。1ホールまるまるパスしたこともありました。
ラウンド前の健康管理、行き帰りの渋滞情報、天気予報など多方面に気を配りましょう。意外なところに“ストレス地雷”が埋まってますのでご注意を。
文/木村和久
1959年生まれ、宮城県出身。株式投資から大衆文化まで、さまざまなジャンルで“現代”を切り取るコラムニスト。有名ゴルフ媒体へも長く寄稿してきており、スイング理論やゴルフ場設計にも造詣が深い。近年はマンガ原作者としても活躍。
最新の記事
pick up
ranking
 - 小祝さくら&竹田麗央が“コメダ珈琲”で久々の再会!「なかなか庶民的」「2人の笑顔が私の癒し」待望の2ショットにファンから大反響 
 - 「完全にモデルさん」 新垣比菜が着こなす“ラルフローレン”スタイルに「尊い」「本当美しい」と相次ぐ称賛の声 
 - 元賞金女王がミニスカ姿の“美しすぎる”スイングを大公開! 引き締まった筋肉が「サイコーにカッコイイ…」竹田麗央、吉田優利も反応 
 - 「スゴイのが残ってましたね」河本結が渋野日向子ら“同年代組”の秘蔵写真を大公開!「感慨深いものが…」「まだまだ輝け黄金世代」 
 - 「ママとは思えない」35歳フリーアナの“ミニスカ×ルーズソックス”ゴルフウエア姿に絶賛の嵐!「女子高生に戻ったみたい」 




 
         
                                                             
                                                                     
                                                                     
                                                                     
               
                   
                   
 
 
