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- 金田久美子が明かす“ギャルファー”の原点「ゴルフ漬けだった私がギャルファッションに目覚めたのは…」
女子プロゴルファーの“キンクミ”こと金田久美子。派手なファッションから“ギャルファー”とも呼ばれますが、その外見からは想像もできないほどゴルフにストイックです。そんな彼女の連載「キンクミの#熟女じゃねぇし!」。幼少期やツアーの話、プライベートまでさまざまなテーマで本音を語ります!(構成:キム・ミョンウ)
普通の子より大人に会う機会が多かった子ども時代
私の見た目が“ギャル”っぽいからか、ゴルファーとギャルを掛け合わせて“ギャルファー”って呼ぶ人が多いのですが、それはそれでいいとして、ゴルフ漬けの毎日だったので、当然、子どもの頃からそうだったわけではありません。

じゃあ、なぜギャルっぽいファッションになったのか。振り返ると本当にいろいろなことに影響を受けて今があります。
私はいつも父に連れられてゴルフ練習場に行っていたのですが、そこに若い女の子たちもいて、ギャルっぽいファッションをしている女性も結構いたんです。
「わぁ、かわいい!」って思って、それがとても印象に残っています。まだ小さかった私にファッションのことについてもいろいろと教えてくれた記憶があります。ゴルフ漬けでしたが、ゴルフをやっていたからこそ、普通の子より大人のお姉さんたちに会う機会が多かったことが影響しているのかもしれませんね。
地元の友達もオシャレ好きが多くて、派手な子も多かった。そんな環境で育ち、影響を受けたんだと思います。
だったらプロになっても、試合で好きなウエアを着てみようと思いました。以前もこのコラムで試合でノースリーブのウエアを着て怒られたりした話をしましたが、昔から怒られるのはそこまで怖くない性格でした(苦笑)。
ヘソ丸出しの写真が週刊誌に載るのは嫌だった
ゴルフは紳士のスポーツで、昔は「派手なウエアはけしからん」という雰囲気があったと思います。ただ、肩やお腹が出たらダメ、というはっきりした決まりもありませんでしたから、その範囲なら大丈夫と思って試合に出ました。
悪いことはしていないという認識でしたが、それでもいろいろな声があったり、指摘されるのは覚悟の上でした。ショットしたあとにヘソが丸出しの写真が週刊誌に載ったりしたのですが、それはすごく嫌な気持ちになったのは覚えています。何をするにも叩かれる立場だったので、そこだけに注目されるのは嫌だったんでしょうね。
でも、今では私のファッションを褒めてくれる人がたくさんいて、逆に注目されたり、称賛されることもあって、好きなウエアを着続けてきて良かったと思っています。
若い女の子がかわいいウエアを着て、ゴルフを楽しむ姿をインスタグラムでもたくさん見かけるようになったので、本当にうれしいです。
私のプレーや格好を見て、少しでもプラスの影響を与えられているのなら、これほどうれしいことはありません。これからも好きなことを続けていきますよ!
金田 久美子(かねだ・くみこ)
1989年生まれ、愛知県名古屋市出身。3歳からゴルフを始め、8歳の時には世界ジュニア選手権で優勝。タイガー・ウッズに並ぶ記録で“天才少女”として注目を浴びる。アマチュアとして出場した2002年のリゾートトラストレディスで、12歳9カ月での最年少予選通過記録を樹立。08年のプロテスト初挑戦は1打足りずに不合格も、同年のファイナルQTをトップ通過してツアー出場権を得る。プロ3年目のフジサンケイレディスクラシックで初優勝。愛称は“キンクミ”。その風貌から“ギャルファー”の異名を取った。スタンレー電気所属。
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