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- 8年目の初優勝に続き初日首位! 脇元華は「G440」でFWキープ率95% パターは“日本に数本”
11月3週の「伊藤園レディース」ではプロ8年目の脇元華(わきもと・はな)が、通算210試合目で涙の初優勝を飾りました。そのセッティングを調べると、優勝する数週間前からドライバーやパターを変えていたことが分かりました。
ウェッジはプロ初年度から使う名作
「伊藤園レディース」でプロ8年目、通算210試合目で涙の初優勝を飾った脇元華。続く「大王製紙エリエールレディスオープン」でも初日首位と好調を維持しています。
クラブ契約フリーの脇元は、なかなかクラブを替えない選手です。一番長く使っているのはウェッジ。現在使っているフォーティーン「RM-22」は2016年に発売されたモデルで、脇元はプロ1年目からこのモデルを使い続けています。フォーティーンの担当者に話を聞くと、脇元は高校2年生の頃からフォーティーンのウェッジを使用。現在使っている「RM-22」は市販モデルとほぼ同じで調整していないそうです。ただノーメッキにしています。
アイアンは20年シーズンから「スリクソン ZX5」を使っています。女子ツアーだとほとんどの選手が最新モデルの「スリクソンZXi5」か、前作の「スリクソンZX5 MkII」を使っていますが、脇元は2世代前のモデルを5年以上使い続けています。

一方、比較的早いサイクルで替えるのがドライバーです。今年は開幕戦でピンの新モデル「G440 MAXドライバー」を使っていましたが、シーズン中盤はテーラーメイド「Qi10」を使っていました。ふたたび「G440 MAXドライバー」に戻したのは11月1週の「樋口久子 三菱電機レディス」からです。開幕戦との違いはシャフト。新モデルの「スピーダーNX GOLD」に変更しています。
ドライバーを戻した初戦の「樋口久子 三菱電機レディス」では、いきなり85%という高いフェアウェイキープ率をマーク。そして優勝した「伊藤園レディス」では3日間のフェアウェイキープ率が95%、最終日に限れば100%でした。優勝直後の会見で脇元は「G440 MAXドライバー」について、「ピンのドライバーは曲がらないイメージがあります。今日もすべてフェアウェイキープできました」と語り、初優勝に大いに貢献したようでした。
もう一つ、脇元のセッティングで注目なのがパターです。パターはスコッティ・キャメロン「P5・SSS」。これは日本に数本しかない、スコッティ・キャメロンの中でも貴重なモデル。「SSS」はスタジオ・ソフト・ステンレスという意味で、キャメロンパターの中でも柔らかい素材を使っています。2週間前まで脇元は「スコッティ・キャメロン GOLO6 センターシャフト」を使っていましたが、「P5・SSS」にしてからパッティングも安定しました。
クラブは新旧、様々なメーカーのモデルをミックスしたセッティングになっていますが、シャフトはパター以外の13本をすべてフジクラで統一。ドライバーはスピーダーシリーズにして、アイアンやウェッジもカーボンシャフトにしています。ヘッドは違っていても、シャフトを1つのメーカーで揃えることで振り感を合わせているのでしょう。
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