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- ライが悪くてもダフらず低い球を打ちたい! 林の中から安全確実に「チョン出し」できる方法とは?
ショットを曲げて林に入れてしまったとき、「欲張らず出すだけでOK」と思っていても、ダフッたり方向が定まらず、その「出すだけ」がままならないもの。プロのようにグリーン近くまで飛ばせなくとも、せめて木に当てずに確実に出す方法は身につけておきたいものです。
左足体重でロフトが立つ構えを作る
林から「出すだけでいい」と思っているのに、意図せずに球が上がってしまって木の枝に当たったり、それを嫌がって低い球を打とうとすると大ダフリしたり、アマチュアにとってはその「出すだけ」が難しいものです。
プロならば、そもそもダフる心配などせずに、球の高さのコントロールをして狭い木の間を抜いたり、ある程度グリーンに近づけたりすることもできるかもしれませんが、アマチュアにはなかなかそうもいきません。

そんなとき、球を上げずに確実に前に飛ばすだけならば、誰でも簡単にできる方法があると石井忍プロはいいます。
「まずは必要以上に球が上がらない構えをつくること。普通のショットとは構えを変えて、脱出専用の構えでスイングしましょう。これで上の枝に当てる心配を排除できます」
「そのうえで、ヘッドをボールにクリーンに当てるコツを身につけましょう。林の中は大概、フェアウェイやラフのような芝がなかったり、枯れ葉や枝などがあったりしてダフリやすい状況ですが、飛ばす欲さえ捨てれば、ダフらずに当てることは難しくありません」(石井プロ)
アドレスは、シャフトを左に傾けてロフトを立てた状態にすることが肝心です。これでクラブ本来のロフト以上に球が上がることはないので、上の枝に当てるリスクは回避できます。

なお、「出すだけ」で打つ距離が短いからと、SWなどのロフトの多いクラブを持つのは厳禁です。基本的には7番アイアン以上のロフトが立ったクラブを使って、小さくスイングすることで低く出て飛びすぎないように打ちましょう。
「体重配分は7対3くらいの左足体重。スタンスは狭くしてボール位置は真ん中でOKです。低い球を打ちたいあまりボールを極端に右に置くと刃が刺さりやすくなってしまいます。球の高さを抑えたいなら、そのぶんロフトの立ったクラブを持てばいいんです。そして左肩からクラブヘッドまでが一直線になるように構えれば、自然とロフトが立って、球が上がりすぎない構えがつくれます」(石井プロ)
飛ばそうとせずに手首の動きだけで打つ
ロフトが立つ構えを作ったら、手首のコックを使ってヘッドを上からドンとボールにぶつけるようにスイングします。
手首を使うことで入射角が鋭角になるので、多少ライが悪くてもダフらずにクリーンにインパクトできます。

「手首を使っているつもりでもダフってしまう人は、バックスイングで右に体重移動してしまっているケースがほとんど。振り幅が小さいのにバックスイングで体重移動してしまうと、インパクトまでに左に戻り切れずにスイングの最下点が右にズレて、結果としてダフってしまうんです。アドレス時の7対3の左足体重のまま、配分を変えずに打ちましょう」(石井プロ)
ポイントは、手元の位置。アドレスのときにセットした手元の位置を強く意識し、インパクトで手元をそこに戻してくるように打ちましょう。
フォローは意識せず、打った後の惰性で少しヘッドが出ていきますが、感覚的には「インパクトで終わり」でOK。強くクリーンにヒットすることに集中しましょう。
左足体重のままスイングすると窮屈(きゅうくつ)ですし、バックスイングはあまり大きく上げられません。しかし飛ばそうとして大きくバックスイングすると、スエーしやすくダフリにつながります。
窮屈さを感じながらも、体がブレないように腹筋を締め、コンパクトにスイングしましょう。
「スイングは当てて終わり。飛ばしたり上げたりする必要もありません。持つクラブはウェッジではなくアイアンですが、スイングはショットというよりもアプローチの感覚で、必要以上に飛ばそうとしないことが肝心です。林の中から無理するのではなく、脱出自体はこの打ち方でラクにクリアして、次のショットでがんばることがスコアメイクのうえでも大事です」(石井プロ)
取材協力・ジャパンゴルフスクール(千葉県)
【レッスン】石井忍(いしい・しのぶ)

1974年生まれ、千葉県出身。日大ゴルフ部出身で98年にプロテストに合格。久保谷健一、金田久美子らのコーチとして優勝に貢献し、現在は若手を中心に指導。昨年は都玲華と手束雅がプロテストに合格している。ゴルフ中継の解説者としても活躍するとともに、千葉市、神保町、赤坂の「エースゴルフクラブ」を主催しアマチュアへの指導も行っている。
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