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- クラブを“新品同様”で使い続けたい! 「ガラスコーティング」ってどうなの? 重さや性能に影響は!?
クラブの手入れにもこだわる人の中には、ガラスコーティングを施す人も少なくないようです。では、クラブにガラスコーティングをするとどのような効果があるのでしょうか。
防さびや撥水(はっすい)効果もある
購入したクラブをそのままの状態で使い続けている人も多いですが、クラブの手入れにこだわりを持っているという人も多いでしょう。

最近では、クラブにガラスコーティングを施す人も増えているようですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。レッスンプロ兼クラフトマンの関浩太郎氏は以下のように話します。
「クルマのボディーをガラスコーティングする人は以前からいましたが、最近ではスマホをはじめとした他のジャンルでも事例が増え、ゴルフ業界もその中に含まれるようになりました。ゴルフクラブの構造自体は丈夫につくられていますが、インパクト時の強い衝撃を受け続けたり、キャディーバッグの中でクラブ同士がぶつかったりしていると、表面は意外と簡単に傷が付いてしまいます」
「そこでゴルフクラブにガラスコーティングを施しておくと、光沢が出て色つやが良くなるだけでなく、汚れや傷もつきにくくなって長い期間きれいな状態を保つことができるのです。また、防サビや撥水(はっすい)効果もあるので、雨天時のラウンド後のケアも手軽になります。お気に入りのクラブを美しいまま、愛着を持って使い続けたいのであれば、ガラスコーティングを試してみるのも良いでしょう」
ただ、「コーティングすると重さや機能に変化が出てしまうのではないか」と思う人も中にはいるのではないでしょうか。
「ガラスの膜自体は非常に薄いので重さはほとんど変わらず、クラブを持った時の感覚が変化してしまう心配も一切ありません。料金はお店によっても異なりますが、1本あたりおよそ3000~5000円程度で対応してくれるでしょう」
一般的には「ハドラスガラスコーティング」と呼ばれるものが使用され、ガラスの被膜がナノレベルで小さいのが特徴的です。さらに、ガラスコーティングには有機質と無機質の2種類がありますが、「ハドラスガラスコーティング」は無機質で、有機質のものより紫外線や熱による劣化が少ないのも魅力的です。
シューズやキャディーバッグにもオススメ
さらに、関氏は「近頃はクラブ以外でもガラスコーティングをするケースが増えている」と話します。
「技術の進歩によって、柔らかい物でもコーティングがパリパリと剥がれ落ちる心配が減ったため、シューズやキャディーバッグにも施工ができるようになりました。新品の状態のうちにガラスコーティングをしておけば、クラブと同じく汚れの防止が期待でき、白いものはずっと真っ白な状態をキープしやすくなります」
「特にシューズは足の甲の部分が歩くときに折れ曲がってしわが付き、汚れが溜まってしまいがちです。使用前にガラスコーティングを施しておけば、しわが付いても汚れをはじき、黒ずみの発生を抑えられるのでオススメです」
一方で、ガラスコーティングは一度施すと剥がすことができない点や、クラブの素材によっては変色して黄色みがかってしまう点は注意が必要だといいます。
14本のクラブすべてにガラスコーティングすると金額が張ってしまいますが、新品で購入したクラブをきれいに保ちたいという人は、ドライバーなどの使用頻度が高いクラブだけでもコーティングしてもらうと良いかもしれません。
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