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- 「最新こそ最良」はゴルフクラブには当てはまらない!? 頻繁に買い替えてもいいクラブとダメなクラブの違いとは?
毎年新しいクラブが発表されていますが、スコアを維持・向上させるには使い慣れている今のクラブのままでいいのか、買い替えるべきなのか分からないという人もいるかもしれません。
替えていいクラブと替えないほうがいいクラブがある
クラブメーカーでは毎年「打感が良い」「飛距離がアップする」「つかまりやすい」など、さまざまな改良点をアピールしつつ新しいモデルを発表しています。

しかし、なかにはスコアを維持・向上させるには使い慣れている今のクラブのままでいいのか、定期的に新しいものを買った方がいいのか分からない人もいるでしょう。
ずっと同じクラブを使い続けた方が、スコアはまとまるのでしょうか。それとも、スコアなどに応じて買い替えるべきなのでしょうか。レッスンプロ兼クラフトマンの関浩太郎氏は、以下のように話します。
「どういったクラブを使っているのかによって結果が変わってくるため、一概に断定することは難しいです。しかしドライバーやフェアウェイウッドのような大きい番手のクラブは、真っすぐ遠くへ飛ばすに越したことはないので、『最新こそ最良』という考え方に基づいて選ぶことが重要です」
「テクノロジーの発展によって、これらのクラブはどんどんボールが上がりやすく、つかまりやすくなっていますから、定期的に新しいモデルに買い替えてもいいでしょう」
「一方で、ウェッジやパターなど小さい番手のクラブは距離感や打感がショットやパッティングの良し悪しに直接かかわってくるため、頻繁に買い替えるとフィーリングが定着しづらくなります。ウェッジでは打感も変わるでしょうし、パターの距離感も前に使っていたものと同じ感覚で打ってもオーバーしたりショートしやすくなります」
「要するに、大きい番手はクラブ自体が持つ物理的・技術的な要素がそのまま結果につながるのに対し、小さい番手はプレーヤーが持つ感覚に頼るウエートが非常に大きいので、後者はそう頻繁に買いかえないことをオススメします」
一般的にクラブは「14本同じブランドにした方が打球音や打感、さらにはシャフトのフレックスを統一できる」といわれていますが、ウェッジ・パターとそれ以外のクラブでは、ナイスショットを生み出す要因が明確に異なるのです。
実際に、ウェッジやパターだけはわざわざ別のメーカーと契約を結んでセッティングしているトーナメントプロもいるので、そのような“上級テクニック”を考えるのも時にはアリでしょう。
ただし、ボールに関してはメーカーやブランドを統一していないと、飛距離やスピン量がまちまちでスコアがまとまりづらくなってしまう点は気を付けておきましょう。
クラブは安直に買い替えない方がベター
なかには新しいモデルが登場したのに合わせて「気分転換」でクラブを買い替えたり、「クラブを買うこと」自体が目当ての人もいるかもしれませんが、このような考え方はOKなのでしょうか。関氏は以下のように話します。
「特にクルマに興味を持っている人だと、『いろんな車種を試してみたい』『気分転換をしたい』といった理由で、何回も買い替えた経験がある人もいるでしょう」
「しかしクラブの場合『今使っているものが飽きてきたから』『○○選手が使っているから』などの、安直な考えでは買い替えない方がベターです」
「まずは、『今自分がどのようなミスショットをしやすいのか』『どれぐらいスコアを改善させたいのか』など、クラブを新しいものにする明確な目的を考えなければなりません」
「そしてフィッティングや試打を通して自分にとって最もベストなクラブが見つかった“結果”として、買い替えに至るのが理想的です」
ウェッジやパターは自分の中の“定番”、ドライバーなどは“最新モデル”という組み合わせが、数ある中で最強のクラブセッティングといえるかもしれません。
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