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- 事前にホールのドローン映像を見てもラウンドではあまり役に立たない!? 初めて行くコースは予習するべき? しなくていい?
狭いホールが比較的多い日本のゴルフ場では、ブラインドホールがどうしても多くなる傾向があります。そこで、事前にドローン映像で勉強するのですが、実際のラウンドではあまり役に立たなかった経験を持つゴルファーは多いのではないでしょうか。
初めて行くコースは狙いどころが分からない
初めて行くコースをラウンドする前日は、ワクワクする気持ちと不安な気持ちが半分半分です。以前は不安を解消するため、ゴルフ場のホームページやゴルフ場予約サイトのコースレイアウトを見て予習をしていました。近年はドローンで撮影した空撮映像が見られるコースもありますから、1番ホールから18番ホールまでひととおりチェックしていました。そうすると全体的な流れを把握することができるので、不安が少しやわらぎました。
ところが実際にゴルフ場に行き、ティーイングエリアからフェアウェイを見渡すと、予習とは印象が異なるホールがけっこうあります。「右ドッグレッグのはずなのに左ドッグレッグに見える」ホールや、「フラットだと思っていたのにティーショットの狙いどころが見えない」ホールが出てきます。
そうするとカートナビでコースレイアウトをあらためて確認するのですが、コースレイアウトと目の前の景色が一致しません。半信半疑のままドライバーを打つと、手痛いミスにつながります。
そんなことが何度か続いたので、筆者はラウンド前日に予習することをやめました。ぶっつけ本番でコースに挑めば、自分の目で見た情報を優先してショットを選択することができます。ミスしても自分の責任と割り切ることができますから、そのほうが自分に合っていると感じています。

一方で、自分の目で見た情報だけだと、どこに打ったらいいのかさっぱり分からないので、必ず予習するゴルファーもいます。筆者のゴルフ仲間もその一人です。
「ボクは初めて行くコースで予習しないと、自分では完璧だと思ったショットがOBだったり、池に打ち込んだりすることがあります。そうすると、その時点でやる気をなくしてしまうんですよ」
「せっかく早起きして、1時間以上かけてゴルフ場に行き、それなりの金額を使ってラウンドしているのに、途中から投げやりな気持ちでプレーするのはもったいないので、予習はノルマとして自分に課しています」
「ただやっぱり予習と本番は印象が違いますね。予習のときはティーイングエリアとグリーンの位置関係を把握していますから、『ティーショットはフェアウェイの右サイド狙いで、そうすればセカンドショットが花道方向からのアングルになるので、グリーンに乗らなくても手前から寄せワンでパーが取れる』といった具合にシミュレーションしています」
「でも本番になると、グリーンが見えないし、花道も見えません。フェアウェイに立っているゼブラポールが見えるだけです。そのゼブラポールも、フェアウェイのセンターに立っているのか、右寄りなのか左寄りなのかも分かりません。『結局、予習した意味があんまりないな』と思いながらティーショットを打っています(笑)」
ティーイングエリアからグリーンが見えると狙いやすい
前述のゴルフ仲間いわく、ラウンドの予習は楽しいけれど、予習と本番のギャップが大きいコースはリピートする機会があまりないそうです。
「ボクが何度もリピートするのは、一度ラウンドしただけでほとんどのホールを覚えられるコースです。一度ラウンドしただけでホールを覚えられるのは、予習と本番のギャップが少ないからですが、どうしてギャップが少ないかというと、ティーイングエリアからグリーンが見えるホールが多いんですよ」
「ティーイングエリアからグリーンが見えれば、ホールの全体像が分かりますから、ティーショットの狙いどころもすぐにイメージできます」
「逆にほとんどのホールでグリーンが見えないと、『いったいどこに打てばいいのよ』とストレスが溜まります。そういうコースは好きではありません。結局のところ、初めて行くかどうかにかかわらず、狙いどころが分かりやすいコースが好きなのでしょうね」
日本のゴルフ場は狭い敷地の中でやりくりして18ホールと造っているので、ティーショットの狙いどころが分かりづらいコースが多いかもしれません。でも、そういうコースはプレー料金が安いので、そのことには目をつぶるか、予算を上乗せして見晴らしのよいコースに行くか、好みが分かれるところです。
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