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- “VIP”以外お断り!? トーナメントの“プロアマ”ってそもそも何? 一般人でも目当てのプロと回れるチャンスは?
プロトーナメントは、予選と決勝の4日間にわたって行われるイメージが強いですが、実際には本戦の前から様々な準備やイベントが行われています。その中には「プロアマ」と呼ばれる催しもあり、注目されています。
プロとアマチュアが一緒にラウンドするイベント
テレビ中継されるプロトーナメントは、予選ラウンド2日と決勝ラウンド2日の合計4日間(一部は3日間)の開催が一般的なイメージかもしれません。しかし、実際にはトーナメント期間は1週間近く設けられ、本戦前から様々な準備やイベントが行われています。その中のひとつが「プロアマ」です。
では、プロアマとはどのようなものなのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏は次のように話します。
「プロアマとは、トーナメントの予選ラウンドが始まる前に行われ、試合に参戦するプロゴルファーとアマチュアゴルファーが一緒にプレーできるイベントです。ただ、著名な選手とプレーした経験がある人は、そう多くありません」
一般的には、JGTOやJLPGAなどのツアー機構やトーナメント主催者、スポンサー企業が、自社の取引先や関係者を招待し、プロゴルファーと一緒にラウンドを楽しむ場として設けられています。企業や組織の親睦を深めるのが主な目的であるため、参加できるアマチュアは限られます。

ただし、オフシーズンにはトーナメントに関係なく各企業が独自にプロアマを開催することもあります。この場合は完全招待制のほか、参加費を払えば一般のゴルファーでも参加できるものや、特定のメーカーのゴルフ用品購入者が応募できるものもあります。
プロアマでは、各自が自分のボールを打つ「ベストボール方式」や、ティーショットの中で一番良い場所を選ぶ「スクランブル方式」でチーム対抗戦を行います。腕前に自信がなくても気軽に参加でき、スコアを気にせずトッププロのプレーを間近で見られるのが大きな魅力です。三浦氏は「肩の力を抜いて楽しむのが一番」と強調します。
選手にプロアマ参加を義務付ける大会も
三浦氏によると、プロアマの参加資格はアマチュアよりもプロの方が厳しいといいます。
「プロアマは予選ラウンド前に行われますが、呼ばれるのは前年や前週までの賞金ランキング上位選手や、スポンサー推薦を受けた選手に限られます。大会によっては『プロアマに出場しないと本戦出場資格が得られない』場合もあります」
プロはスポンサーや主催者の意向もあり、自由に参加を断ることはできません。一方で、プロアマに呼ばれなかった選手は当日ゴルフ場内でプレーできないこともあり、参加することで練習ラウンドができるだけでなく、スポンサーとの関係構築の機会を得られると考えられています。
通常のプロトーナメントでは100~110人が予選ラウンドに参戦しますが、プロアマでは1組「プロ1人+アマチュア3人」で最大30組ほどしか組まれないため、参加資格を得られるプロは全体の3割程度です。
ツアー競技のプロアマに一般アマが参加するのは非常にハードルが高いですが、前述した通り、シーズンオフのイベントで目当てのプロとラウンドするチャンスがあるかもしれません。今後どのようなプロアマが開催されるかチェックしてみてはいかがでしょうか。
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