ゴルフシューズの性能を最大限引き出すには?
快適にラウンドを楽しみつつ、スイング時に踏ん張りやすいなど、ゴルフに特化した性能を持っているのが「ゴルフシューズ」です。特殊な素材や構造を採用することで性能を高めながら、最近ではデザイン性にこだわったモデルも増えています。
そんなゴルフシューズの性能を最大限引き出すためには、自分の足に合ったサイズのものを選ぶことがとても大切です。どれだけ高性能なゴルフシューズであっても、サイズが合っていなければ性能は発揮されませんし、むしろさまざまな足のトラブルにつながる恐れがあります。ゴルフシューズのブランド「フットジョイ」の担当者によると、ゴルファーの約7割はシューズ選びを間違っているそうです。
とはいえ、どうすれば自分に合ったサイズのゴルフシューズを見つけられるのか分からないというゴルファーも多いでしょう。そんな時に活用したいのがゴルフショップやイベントなどで受けられる「シューズフィッティング」です。
そこで今回は、Instagramでレッスン動画を配信する人気のインフルエンサー「ルイゴルフ(大塚塁)」さんにシューズフィッティングを体験してもらいました。「普段はなんとなく26.0センチのゴルフシューズを買うことが多い」というルイゴルフさんのシューズ選びはどう変わるのでしょうか。
多くのゴルファーは大きめサイズを選んでいる
ルイゴルフさんがシューズフィッティングを受けたのは東京都新宿区にある「ALPEN TOKYO」6階の「ゴルフアパレル、ゴルフシューズフロア」です。ここに常駐するフットジョイ フィッティングエキスパートの澤田さんがシューズ選びをサポートしてくれました。
澤田「よろしくお願いします! ルイゴルフさんは普段、どんなサイズのシューズを買うことが多いですか?」
ルイゴルフ「26.0センチのゴルフシューズを買うことが多いですね。モデルによっては26.5センチを買うこともあります」
澤田「承知しました。まずは、フットジョイの計測器を使って、ルイゴルフさんの足型を測っていきましょう」
澤田「ルイゴルフさんはゴルフシューズを選ぶ時、25.5センチを基準に選んだ方が良さそうですね」
ルイゴルフ「えっ? つまり、今まではリアルなサイズよりも大きいものを買ってしまっていたんですか……」
澤田「そういうことになりますね。でも、実際のサイズより大きいシューズを買っている人はすごく多いですよ。街履きでゆったりしたシューズを履いていると、その感覚に慣れてしまって、足にしっかりフィットするゴルフシューズに違和感を覚えることがあるからです。でも、ゴルフシューズはスポーツする時に履くものですから、適正なサイズでしっかり足にフィットするものを選ぶことが大切なんです」
「足型計測」で分かったことは?
澤田「それと、計測で分かったのは、足幅が『ミディアム寄りのワイド』だということです。ルイゴルフさんには、少し『ウィズ』の狭いモデルが合いそうですね」
ルイゴルフ「『ウィズ』って初めて聞きました」
澤田「日本では“ワイズ”と呼ばれることもありますが、英語ではwidth “ウィズ” で足幅のことを指します。足長が同じでも、ウィズはモデルによって違いますし、もっと言えば足の甲の高さなどにも違いがあります。そのため、自分にピッタリ合うシューズを見つけるには、ウィズを把握しておく必要があるんです」
ルイゴルフ「足幅か……。全然考えたことがなかったです」
澤田「ルイゴルフさんの場合、左足の足長は右足とほぼ同じですが、ウィズが少し狭くなっていますね。左右の足の違いも踏まえた上で最適なモデルを探していきましょう」
ルイゴルフ「左右の足で長さが違うなんてことがあるんですね」
澤田「むしろ同じ人の方がレアケースですね。他にも親指が一番長く、小指にかけて短くなっていく足の形をしているとか、モデル選びで気にすべきポイントはたくさんあります。でも、安心してください。私がルイゴルフさんの足型をしっかり理解した上でピッタリ合いそうなモデルとサイズをお出しするので、履いてみて良いと思うものを選んでください」
ルイゴルフ「頼りにしてます!」