「8月は1試合で寂しい」 体調不良明けの菅沼菜々が4週ぶり復帰戦を回顧 SNSにつづった胸の内にねぎらいの声続々「お大事にして」

　女子プロゴルファーの菅沼菜々が自身のインスタグラムを更新し、戦いを終えた現在の心境を語りました。

　8月22日から神奈川県・大箱根カントリークラブを舞台に3日間の日程で開催され、通算9アンダーをマークした櫻井心那が約2年ぶりの優勝を飾って幕を閉じた国内女子ツアー「CATLadies」。

　7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」以来、4週ぶりの復帰戦に挑んだ菅沼は、初日に「68」をマークして8位タイ発進と上々の滑り出しに。しかし、2日目以降は「72」「74」とスコアを伸ばしきれず苦戦を強いられ、通算2アンダーの33位タイでフィニッシュ。今季2勝目はまたの機会に持ち越しとなりました。

　試合から一夜明けた25日にアップした投稿では「応援ありがとうございました」と感謝を伝え、「足痛でプロアマをお休みしましたが、無事出られるようにしてくれたトレーナーさんありがとうございました」とコメント。

「広場恐怖症」という病を抱える菅沼は、飛行機や新幹線などの公共交通機関が利用できず、8月に北海道で開催される2試合の出場を見送り、さらには2週前の「NEC軽井沢72ゴルフ」を体調不良で欠場。

　同月は1試合のみの出場にとどまったものの、「悔しかったですが、課題はたくさんあるので練習します！」と今大会を振り返り、続けて「8月は1試合で寂しいので、来月からは毎週出られる体力をつけて皆さんの前で試合ができるように頑張っていきます」と、今後に向けた力強い意気込みと前向きな思いを語っています。

　次戦は9月5日開幕の「ゴルフ5レディス」となる見込みで、最後に「また来月たくさん応援来てねー」とファンへ呼びかけて締めくくったこの投稿には、稲見萌寧、神谷そら、桑木志帆、蛭田みな美ら多くの女子プロ仲間から「いいね！」が到着。

　さらには「暑い中お疲れさまでした」「菜々ちゃんお大事にしてくださいね」「元気になればまた優勝」「体と心をリフレッシュ」「笑顔絶やさず頑張ってる菜々ちゃん尊敬」など、ファンから多くのコメントが寄せられました。

2000年2月10日生まれ、東京都立川市出身。18年のプロテストに一発合格。20-21年シーズンは賞金ランキング47位で初のシードを獲得。22年シーズンは、ポイントランキング8位と躍進した。23年8月「NEC軽井沢72ゴルフ」で初優勝を飾り、同年10月「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で2勝目。翌年は不振に陥りシード権を喪失したものの、25年5月の「パナソニックオープンレディース」で1年7カ月ぶりの復活優勝を挙げた。「広場恐怖症」を抱えているため、新幹線や飛行機などの公共交通機関を利用できず、車でツアーを転戦している。