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ツアーデビューの山下美夢有は首位と3打差の好スタート! 渋野日向子は4オーバー107位タイと出遅れ【米女子ゴルフ】
米女子ツアーシーズン第2戦目、フルフィールド初戦でもある「ファウンダーズ・カップ」が開幕。12人の日本勢が早速大きな存在感を示している。
ツアーデビューの山下美夢有は12位タイの好スタート
◆米国女子プロゴルフ
ファウンダーズカップ 2月6~9日 ブラデントンCC(フロリダ州) 6465ヤード・パー71
12人の日本勢が米女子ツアーで大きな存在感を示している。
米女子ツアーシーズン第2戦目、フルフィールド初戦でもある「ファウンダーズ・カップ」が、現地時間6日フロリダ州ブラデントンCCで開幕。6アンダーでプレーしたジェニファー・カプチョ(米)とナンナ・コルツ・マドセン(デンマーク)の2人が首位に立った。
2打差6位タイにつけているのが初優勝を狙う勝みなみだ。さらに1打遅れた12位タイには米ツアーメンバーとしてのデビュー戦となる山下美夢有と、昨年平均ストローク1位「ベアトロフィー」獲得の古江彩佳が続いている。

先週の開幕戦でいきなりトップ10入りを果たした竹田麗央、ツアー6勝の実力者畑岡奈紗の2人も2アンダー22位タイスタート。混戦模様の中、優勝が狙える位置に5人の日本勢が名を連ねている。
対照的に出遅れたのは、昨年の新人王・西郷真央(イーブンパー51位タイ)、全米女子オープン2勝の笹生優花(1オーバー72位タイ)、岩井千怜と吉田優利(2オーバー88位タイ)、西村優菜(3オーバー97位タイ)、渋野日向子(4オーバー107位タイ)、岩井明愛(5オーバー110位タイ)。こちらは4日間プレーするためにも、明日の巻き返しが必要になった。
「パットに助けられた」と話す勝みなみが日本勢最上位
勝は10番からスタートすると11番、13番でバーディーが先行。18番でもバーディーを決めて、順調にスコアを伸ばしていく。風が出てきた後半も5番パー4でしっかり取ってノーボギー。首位に2打差の4アンダー6位タイにつけた。
「今日はショットが本調子ではなかったけどパットに助けられた1日でした。11番、13番はショットがついてくれたけど、全体的に評価するとティーショットがよくなかったので調整したい」と、うまくスコアメイクしたラウンドを振り返った。ツアー3年目に突入しただけに、このまま優勝争いを続けたい。
ツアーメンバーとしてのデビュー戦ながら、力を発揮したのが山下だ。インスタート2ホール目の11番パー3でボギーが先行したが、17番パー5で長いバーディーパットを沈めてイーブンに戻すと、風が強くなった後半はパットが決まり出す。4番、5番、8番とバーディーを重ねて3アンダー。笑顔が弾けた。
「コンディションが難しい中でスコアを伸ばすことができた。なんとなく日本の試合よりリラックスできています」と、すでにツアーを自分の”ホーム”にしているかのように話しす余裕をみせている。
過去2年間のツアー優勝者だけがプレーできる先週の開幕戦で8位タイに入った竹田も、3バーディー1ボギーとまずまずのプレー。順位こそ22位タイだが、混戦模様とあって首位とは4打差しかなく、十分に逆転が狙える位置にいる。
「パーパットがしっかり決まったところも、バーディーチャンスが決まらなかったところもあったけど、1ボギーでおさまったのはよかったです。前半、風のないときにもうちょっと伸ばしたかった。2日目は午後スタートで風も吹くと思うので対応できればいいなと思います」
そう話す姿には、ルーキーというよりも昨年、日本で年間女王になった貫禄が漂っていた。
1950年にできた全米女子プロゴルフ協会(LPGA)の創立メンバー(ファウンダー)13人に敬意を表する意味の深いファウンダーズ・カップ。新陳代謝の激しくなった現在のツアーの礎を感じつつ、若い選手たちがしのぎを削る。
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