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「熱中症にもなっていた」藤田さいきは救急搬送→コースに戻り涙で謝罪「申し訳ない気持ちでいっぱい」【一問一答】
大会最終日、7アンダーで並んだ申ジエ(しん・じえ)とのプレーオフで敗れた藤田さいき(ふじた・さいき)は救急搬送されたのち、コースに戻り取材に応じた。
薬を飲みながら熱を下げて試合に出場していた
◆国内女子プロゴルフ 第8戦&メジャー第1戦
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 5月8~11日 茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県) 6675ヤード・パー72
首位から出た39歳の藤田さいきは、2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの「75」でプレー。通算7アンダーで並んだ申ジエ(韓国)とのプレーオフ1ホール目で敗れた。
大会期間中は39度の熱が続き、薬を飲みながら熱を下げて試合に出場していた。2010年「日本女子プロ選手権」以来15年ぶりのメジャー優勝を目指したが叶わず、ホールアウト後は泣き崩れていたが、すぐに救急車で市内の病院に運ばれた。その後、コースに戻り取材に応じた。

藤田の一問一答は以下の通り。
―体調はいかがですか?
「先週の土曜日から熱が出て、治りかけていたんですけど、試合の中でけっこう無理をしていたので、ちょっとこじらせてしまって。一応、いま病院のほうでコロナとインフルエンザの検査をして、それも全部陰性で。で、ちょっと気管をやられちゃっているのと、あと、今日に関しては体調が悪かった上に、ちょっと熱中症にもなっていたらしくて……」
―最終日は咳き込む場面もありましたが?
「そうですね、今日は割と良かったんですけど、ちょっとしたきっかけで止まらなくなってしまって。ほんとに、同伴競技者の(申)ジエちゃんにしても、(山城)奈々ちゃんにしても、もしご迷惑おかけしたのなら申し訳ないなっていう気持ちです」
―昨日の夜は?
「帰ってからもそんなに良くなくて、朝もまだちょっと熱があって、これがなんだったのかは分からないんですけど、かなり無理はしていたので、正直ほんと、コロナとかインフルエンザじゃなくてよかったっていうのはありますね。皆さんにご迷惑おかけしてしまうので」
―やり切ったというところあると思うんですけど…
「そうですね、やり切れました。若干プレーオフの記憶が薄らいでるので、なんとも言えないんですけど。ただ、ほんとにジエちゃんのバーディーパットは覚えていて、ほんとにすばらしいプレーでしたので、ジエちゃんを称えたいです。本当におめでとう」
―申ジエさんは、藤田さんが戦う姿に勇気をもらったと話していましたが?
「気力でしかやっていなかったら、何も言えないですけど。ただ、ここで、私がやめるわけにもいかないですし。ほんとにジエちゃんと最後のいい勝負ができて、自分でも頑張ったなと思いますし、ほんとに目の前でジエちゃんの、すごくいいゴルフを見させてもらったので、本当にすばらしい勝者、優勝者だなと思います」
―プレー後、青木瀬令奈さんの顔を見て涙があふれた時の気持ちは?
「なんか、終わったっていう安心感でね。みんなが待っていてくれて。終わったぐらいからの若干記憶がないので、ちょっとなんとも言えないんですけど。終わったって。無事に帰ってこられたって……」
―この体調でも戦い続けた理由は?
「ジエちゃんと優勝争いもできましたし。そうですね。単純にゴルフが好きなんです。本当に迷惑おかけして申し訳ないです。もっとちゃんと、ジエちゃんを称えて、『おめでとう』とか、ちゃんとやりたかったんですけど、ほんとに、最後こんな結果になってしまって、今は申し訳ない気持ちでいっぱいです」
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