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「今年いっぱいかな」 32歳・葭葉ルミが口にした“ツアー撤退”の可能性 現役続行と引き際の狭間で揺れるその胸中とは
ツアー通算1勝の葭葉ルミ(よしば・るみ)が、国内女子ツアー「ブリヂストンレディス」の2日目を通算6アンダーの6位タイでホールアウト。前々週の国内メジャーで3位に入るなど好調を維持している32歳だが、今季限りでの“ツアー撤退”を考えていたことを明かした。
今年のQTは「受けようと思っていない」
◆国内女子プロゴルフ
ブリヂストンレディス 5月22~25日 中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県) 6642ヤード・パー72
「調子やランキングを考えると、今年いっぱいかなっていう気持ちはあった。ゴルフをするのは」
ツアー通算1勝・葭葉ルミの口から飛び出したのは思いがけない胸の内だった。

単独3位に入った2週前の国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」での活躍も記憶に新しいが、近年の自身の成績にはもどかしい気持ちもあったのだろう。
2020-21年シーズンを最後にシード権を手放し、そこから毎年のようにQTに参戦。今季はQTランキング29位の資格で前半戦の出場権を得ているものの、仮に今年もQTに回った場合は「受けようと思っていない」と告白。下部ツアーを主戦場とすることも「前向きには考えられていない」と打ち明ける。
しかしながら今季はすでに275.79ポイントを積み上げ、6月20日開幕の「ニチレイレディス」後に行われる第1回リランキングの突破はほぼ確実。この状況には「予想外すぎて(笑)」と本人も苦笑いを浮かべたが、「今年は楽しむことを目標にしている。いい意味で肩の力が抜けている」と、気負わず自然体でプレーできていることが成績に表れていると分析した。
近年は20代前半の若手の躍動が目覚ましい国内女子ツアーだが、イ・ミニョンが「マスターズGCレディース」で挙げた1勝に終わった昨季とは打って変わり、今季はここまでの9試合中、3試合が30代の勝利。
32歳の葭葉も“ベテラン”と呼ばれる年齢にさしかかり、練習量も年々減っていると明かしたが、今大会でも好調を維持。2日目を終えて通算6アンダーの6位タイ。首位とは5打差がついているものの、2016年に制した「ニッポンハムレディス」以来のツアー2勝目も決して夢ではない位置につけた。
大会3日目は2週連続優勝を狙う神谷そら、近年の女子ツアーを席巻する“黄金世代”河本結とのペアリング。今をときめく実力者2人との組み合わせで、さらなる上位進出をもくろむ。
葭葉 ルミ(よしば・るみ)
1993年3月12日生まれ、東京都出身。2012年にプロテスト合格し、ツアーにフル参戦した14年に賞金ランキング40位で初シードを獲得した。以来シードを守り続けてきたが、20-21シーズンは賞金ランキング67位でシード陥落。ツアー勝利は16年「ニッポンハムレディスクラシック」の1勝。富士住建所属。
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