浅井咲希、夫の不倫騒動を乗り越え臨んだ今季初戦は“予選突破”遠のく7オーバー103位発進「悪くても最後まで笑顔で…」

　今季レギュラーツアー初出場となったツアー通算1勝の浅井咲希が初日、2バーディー、7ボギー、1ダブルボギーの「79」で回り、7オーバーの103位でフィニッシュした。

　とにかくスタートホールから、緊張の面持ちは見ている側にも伝わったが、一日のプレーを「全然できなかったですね」と振り返った。

「よくなっている部分はあったけど、朝イチから結構緊張していました。自分でもこんなに緊張したのは久しぶりってぐらい緊張してて、どうなるかなって思ったぐらい…。練習ラウンドや普段では出ない球がかなり出ていたので、そこが次の課題。試合になると力感が違うのか、球が散りました」

　とにかく「課題しかなかった。パー3でのアイアンショットがよければ、こういうスコアにはなっていなかった」と唇を噛んだ。

　応援に来てくれていたギャラリーやファンにいいプレーを見せられなかったことを悔やんでいたが、それでも世間を騒がせた夫の“不倫騒動”を乗り越え、大きな一歩を踏み出した。

「今回は挑戦という感じできたので、平常心で回りたいというか、ネガティブには考えたくないって思っていました。悪くても最後まで笑顔でプレーしようと心がけていました」

　2日目は1つでも多くのバーディーを取り、試合勘を取り戻しにいく。

1998年6月13日生まれ、兵庫県出身。2017年プロ入会し、19年からツアーに本格参戦。同年「CAT Ladies」で初優勝を遂げ、賞金ランキング33位で初シードを獲得した。23年1月にプロキャディーの栗永遼と入籍したことを報告。同年6月に第1子出産を発表した。