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- 鈴木愛「賞金女王のプライドなんて、もうない(笑)」 若手のパワーに脱帽も「パターとスコアで負けたくない」
国内女子ツアー第22戦「CAT Ladies」2日目、シーズン初勝利を目指す鈴木愛(すずき・あい)が単独2位でホールアウトした。
「長いところから入れるのが持ち味だと思う」
◆国内女子プロゴルフ
CAT Ladies 8月22〜24日 大箱根カントリークラブ(神奈川県) 6652ヤード・パー72
「若い子には負けないという気持ちはありますけれど、もうパワーが違いすぎる。めっちゃ飛ぶし、自分がルーキーのときよりもヘッドスピードも違う。でも、スコアでは負けない」
2017、19年賞金女王の鈴木愛は、若手のパワーを素直に認めつつも、やはり勝利への貪欲さは隠さなかった。

大会2日目、首位タイから出た鈴木愛が3バーディー、2ボギーの「71」で回り、通算8アンダーの単独2位でホールアウトした。前半はパープレーの我慢が続き、8番でボギーが先行。後半から巻き返し10番、13番でバーディー。17番をボギーとしたが最終18番パー5は3メートルのバーディーパットを沈めた。通算8アンダーの単独2位で最終日を迎える。
パターに自信がある鈴木だが、速いグリーンへの対応に苦戦。「今日はチャンスというチャンスがほとんどなかった。でも、後半から良い状態に持っていけましたし、テンポを取り戻すことができた。なんとかアンダーで回れてよかった」と振り返る。
2度の賞金女王タイトルを獲得した鈴木は負けん気の強さが持ち味だが、「若い子には負けないという気持ちはありますけど、パワーが違いすぎる。めっちゃ(ティーショットで)置いていかれます」と脱帽していた。
それでも、ベテランなりのプレースタイルがある。「あまり振りにいったりはしない。私の良さはパッティング。なるべく長いところから入れるのが持ち味だと思うので、そこで負けないようにという気持ちはあります」。
「目標は大きく持ちつつ、地に足をつけて」
元賞金女王としてのプライドも「もうないです。そんなものは(笑)」と一蹴した。
「だいぶ前の話ですし、そこまで考えていないです。自分のなかで当時よりもレベルが維持できているか落ちているのか分からないですけど、今の若い選手たちのレベルが上がっているのは間違いない。抜かれているのかも分からない状態ですが、長年ずっと活躍するのは本当に大変なこと。目標は大きく持ちつつも、地に足をつけてやっていきたい」
今季、初優勝のチャンスだが「あまり優勝のことは考えずにいきたい。明日も最終組なので緊張感はあると思いますが、結構、緊張感は好きなので、それを楽しみにながらがんばりたい」と冷静だ。
最終日は首位の櫻井心那と1打差でスタートする。得意のパターが1年半ぶりの21勝目を引き寄せるか、注目したい。
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