- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- ルーキー入谷響は苦い最終日に… 怒涛の5連続バーディーで首位浮上も3パットで流れ急変、上がり6ホールで「+6」の大崩れ
ルーキー入谷響は8番から5連続バーディーで首位に浮上も、終盤に崩れて通算6アンダー9位タイ。悔しさを胸に来週へ挑む。
苦しかった2024年シーズン
◆国内女子プロゴルフ
CAT Ladies 8月22〜24日 大箱根カントリークラブ(神奈川県) 6652ヤード・パー72
ツアー2勝目を目指したプロ1年目のルーキー、入谷響がまたも存在感を示した。最終日を首位と2打差の通算7アンダー、3位タイからスタート。積極的に攻める姿勢を見せ、序盤から会場を沸かせるプレーを披露した。

5番パー3でボギーを先行したものの、すぐに6番でバウンスバック。迎えた8番からは圧巻のプレーが続いた。8番、9番、そして折り返しの10番から12番まで怒涛の5連続バーディー。わずか5ホールで一気にスコアを伸ばし、首位に駆け上がった。その爆発力は、ルーキーながら優勝争いに食い込むだけのポテンシャルを示すものだった。
しかし、13番での3パットをきっかけにリズムが崩れ始める。14番もボギーとし、嫌な流れを断ち切れない。そして「一番取りたい」と話していた15番パー5で痛恨のOB。ダブルボギーを叩き、優勝戦線から離脱した。その後も16番でも3パットのボギーを喫するなど、上がり6ホールで6つスコアを落とし、最終的に「73」とスコアを1つ落として通算6アンダー。順位を下げ、悔しい9位タイで大会を終えた。
ラウンド後は「13番の3パットから流れも悪くなって、一番取りたいパー5でOBを打ってしまったのが一番悔しいです」と唇をかんだ。
前半の好調ぶりについては「全部かみ合っていました」と振り返ったが、「今日は特に納得がいくところじゃなく、自分を責めなきゃいけないレベルのゴルフ。悔しいです」と表情を曇らせた。
それでも、「パット数はそんなに悪くないので、やるのはショットのほう。修正すればまたチャンスはあると思う」と前向きな言葉も口にする。
周囲がスコアを伸ばせず混戦となる中、勝負どころで結果を残せなかった悔しさを糧に、来週以降のリベンジを誓った。
入谷 響(いりや・ひびき)
2005年12月21日生まれ、愛知県出身。6歳からゴルフを始め、24年のプロテストに合格。同期は都玲華、吉田鈴、青木加奈子ら。同年の「ファイナルQT」で18位に入り、25年シーズンのレギュラーツアー前半戦出場権を獲得した。同年6月「ニチレイレディス」でルーキー一番乗りとなる初優勝を飾った。
最新の記事
pick up
ranking








