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かつての“天才少女”金田久美子、36歳の夏に見せる円熟の輝き 「マジで落ち込んでた」から立て直し4アンダー7位発進
かつて“天才少女”と呼ばれた金田久美子が4アンダー発進。36歳となった今も努力を重ね、落ち込みを乗り越え円熟のゴルフを披露した。
「本当に危ない場面がなかったです」
◆国内女子プロゴルフ 第23戦
ニトリレディス 8月28~31日 北海道カントリークラブ 大沼コース(北海道) 6955ヤード・パー73
初日を4バーディー、ノーボギーの「69」で回り、4アンダー7位タイと好スタートを切った金田久美子。10番からのスタートで13番から3連続バーディーを奪い、後半の7番でもバーディーを重ねる安定感を披露した。

「ピンチがあんまりなくて、ドライバーもフェアウェイにいったし、アプローチも一回だけミスしたくらい。本当に危ない場面がなかったです。前半は相変わらずパッティングが入らなかったけど、後半で6メートルくらいのが入って、そこから連続で決まった。パターはグリップをいろいろ試したけど、結局戻しました」と手応えを語った。
8歳で「世界ジュニア」(10歳以下の部)を制し、タイガー・ウッズ(米)と肩を並べる記録を打ち立て、12歳298日でツアー最年少予選通過(当時)を果たした“天才少女”。2022年には11年189日ぶりの2勝目を挙げ、女子ゴルフ界に再び存在感を示した。
しかし、ここ2週は不調に悩み「マジで落ち込んでた」と正直に吐露する。それでも「知らないコースだから休んじゃダメだと思って、月曜日から気合い入れて練習した。本当に自分の中で頑張った」と気持ちを奮い立たせ、プレーに結びつけた。
今年8月に36歳を迎えた心境の変化もある。「前は年齢を気にしてたけど、最近は平気になってきた。去年より体力もあって、1ラウンドしても足がだるくならない。年だから全部下がるわけじゃなく、努力すれば良くなることもあるんだなって実感しています。成績も受け入れられるようになったし、あと何年できるか分からないから、今をもっと楽しもうと思ってます」
かつての“天才少女”は、今は円熟味を増した一人のプロゴルファーとして、新たな姿を見せつつある。金田は「明日も頑張ります」と力強く前を向いた。
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