- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 女子ゴルフ界の狭き門、プロテスト第2関門がスタート――高校生から米留学組、有名プロの妹たちも熱戦に挑む
国内女子ツアーを目指すプロテスト第2関門が始動。高校生や米留学経験者、ツアー優勝者の妹たちも参戦し、最終テスト合格を目指して9月に熱戦が繰り広げられる。
国内女子ツアーへの第2関門が始動
国内女子ツアーを目指すプロテストの第2関門が始まった。

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)プロテストは、静ヒルズCC(茨城県)のA地区を皮切りに、3会場で2次予選を開催。679人が出場して5会場で行われた1次テストを突破した選手に、1次予選免除の選手を加え、11月4~7日に岡山・JFE瀬戸内海GCで行われる最終テストへ向け、72ホールを戦う。
2次予選から参戦できるのは、前年に最終テストまで進みながら合格を逃した選手、6月27日時点のロレックス・ランキング(世界ランキング)400位以内でエントリーした選手のうち上位30人、そしてJLPGAが承認した選手たちだ。
最初に行われるA会場には、高校1年生として臨んだ2016年「日本女子オープン」で最終日を首位で迎え、最終的に10位タイとなった長野未祈が登場。当時、逆転優勝を果たしたのは3年生の畑岡奈紗だ。
長野は高校3年の頃から米女子ツアー(LPGA)のQTに挑戦。卒業後は米国に留学し、セミノールステートカレッジを経てオレゴン大学へ編入。ゴルフと学業を両立させ、すでに米下部のエプソンツアーでもプレーしている。昨年も最終テストまで進んだが、最終ラウンド9ホール終了後に棄権。今年はリベンジを期す。
A会場には、ツアー1勝の臼井麗香の妹・蘭世、セキ・ユウティン(中国)の妹・ユウリも参戦する。
B・C会場にも実力者が勢ぞろい
B会場(千葉・ゴルフ倶楽部成田ハイツリー)とC会場(兵庫・有馬CC)は9月9日から開催。
B会場には、欧州ツアー経験のある識西諭里や、ツアー1勝の植竹希望の妹・愛海、さらにティーチングプロ資格を持ち、ティーチングプロ競技会で10位以内に入りQTファーストステージ出場権を得た乗富結らが名を連ねる。
C会場にも注目選手が揃う。2019年「全英女子オープン」覇者・渋野日向子の妹・暉璃子、神谷そらの妹・ひな、淺井咲希の妹・美希、さらにドラコンプロとして活動し、男子ツアーのQTや前澤杯にも挑んだ寺西飛香留らが出場する。
最終テストには、各会場の上位選手に加え、実績を持つ2次予選免除組が合流。最終的に20位タイまでが合格を勝ち取る。
現在の規定では、試合の出場順位を決めるQTは原則としてJLPGA会員しか出場できない。そのため、アマチュアが試合に出て優勝する以外では、プロテスト合格は日本女子ツアー参戦のためのほぼ必須条件となる。狭き門に挑む戦いの次なるステージは、残暑厳しい9月の空の下で繰り広げられる。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking








