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佐久間朱莉、女王戴冠翌日は今季2度目の“1日2ダボ” →連続バーディー締めで3差3位の今季5勝目圏内にカムバック
国内女子ツアー第35戦「大王製紙エリエールレディスオープン」の第3ラウンドが終了した。
いいプレーを見せたい気持ちは変わらない
◆国内女子プロゴルフ
大王製紙エリエールレディスオープン 11月20~23日 エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県) 6595ヤード・パー71
佐久間朱莉が年間女王の意地を見せた。6月「ヨネックスレディス」初日以来、今季2度目の1ラウンドでの2ダブルボギー(通算8度目)を叩き、首位の背中が小さくなりかけた。しかし、17、18番で起死回生の連続バーディーを奪い、通算8アンダーの3位でフィニッシュ。なんとか首位のウー・チャイェンと3打差で3日目を終えた。
「大暴れの1日でした」と自ら振り返るように、出入りの激しいラウンドだった。2番、4番ホールでバーディーを奪い、快調にスコアを伸ばした佐久間。通算12アンダーとしたときは、相変わらずの強さを見せつけたが、5番パー4に思わぬ落とし穴が待っていた。

フェアウェイ真ん中からの第2打だ。右サイドの木を直撃して、ボールは木の根元近くに落ちる。そこから第3打をグリーンに乗せたものの、ファーストパットがピンを4メートル近くオーバー。返しのパットも2.5メートルほどオーバーした。それを外せば、2年ぶりのトリプルボギーを叩くところだったが、捻じ込んでダブルボギーでしのいだ。
しかし、この日はピン位置が厳しく、そう簡単にバーディーを奪えない。6番から9番ホールまではパーをセーブしてしのいだが、10、12番ホールでボギー。16番ホールではこの日2つ目のダブルボギーを叩いた。前日、賞金女王のタイトルが確定。メンタル的にホッとしたことで、蓄積されていた疲労があふれ出したのかもしれない。何しろ今季はここまでの35試合全てに出場。
しかも、予選落ちが3回しかないので、体に負担がきていないわけがない。いくらトレーニングで体幹を鍛えたといっても、いつもどおりのスイングができなくて当たり前だろう。年間女王のタイトルをお祝いするメールが200件ほど届いたらしいが、浮かれることなく、21時半には就寝したという佐久間。それでもコンディション的にはかなり疲労が溜まっていたのは間違いない。
ただ、ジャンボ尾崎に4勝ではなく、5勝したという報告をしたい思いはあるし、年間女王に相応しいプレーをギャラリーに見せたい思いも強い。17番パー5では2オンに成功して2パットのバーディーを奪うと、18番パー4では2メートルのバーディパットを沈めた。
「17、18番のバーディーは明日につながると思います。暴れてしまったショットはこれから修正して明日に臨みます」と、気持ちを切り換え、逆転優勝を狙うつもりだ。
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