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ルーキー3人を含む10人の初シード選手が誕生! 都玲華はボーダー上の“50位”で獲得 一方で16人がシード権を喪失
「大王製紙エリエールレディス」の最終日が終了し、メルセデス・ランキング50位以内が確定。初シード選手が10人生まれ、その中に3人のルーキーが入った。
プレッシャーを必死で跳ね除けた都玲華
◆国内女子プロゴルフ
大王製紙エリエールレディスオープン 11月20~23日 エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県) 6595ヤード・パー71
メルセデス・ランキング50位以内が確定し、来季のシード選手が決まった。
初シードは、菅楓華(4位)、荒木優奈(6位)、仲村果乃(19位)、入谷響(25位)、山城奈々(26位)、高野愛姫(31位)、稲垣那奈子(39位)、工藤遥加(45位)、泉田琴菜(47位)、都玲華(50位)の10人。そのうち、ルーキーは荒木、入谷、都の3人だった。
荒木、入谷は今季優勝を飾ったうえに、ランキング上位で今大会を迎えたが、都はランキング49位と、ほぼボーダーライン上で初日を迎えた。大会前はそれほど緊張していなかったものの、いざ試合に入るといろんな思いが頭の中を駆け巡り始める。
特に最終日はプレッシャーが襲ってきたが、「やるしかないって感じで、たとえランキングを落としても命まで落とすことはない。大丈夫、大丈夫みたいな感じでしたね」と極力、平常心をキープしようとした。

前半のハーフはボギーが先行し、2オーバーでターン。不安な気持ちが強くなったせいか、コースから見える瀬戸内海を見つめながら「世界は広いとか、わけのわからないことを考えていました」と、ゴルフへの集中力が弱まる場面もあった。
結局、この日は1オーバーでホールアウト。通算2アンダーの26位タイで4日間を終えた。ラウンド後はまだランキングの順位が確定せず、50位以内に入れるかどうか不安を感じていた都。最終的に50位となり、来季のシード権を確定させた。
「ファイナルQTが53位という位置から、シードを取れたことは良かったと思います」。第1回リランキングで15位まで順位を上げ、第2回リランキングで8位となった。今季はトップ10に4回入っているが、やはり「ワールドレディスサロンパス」で8位タイに入ったのが大きかったという。
「公式競技なのでポイントを稼ぐことができましたし、今年1年頑張ろうっていう気持ちになりました」。ルーキーにしてみれば、自分の力が通用するかどうかの不安を抱えながらシーズン序盤戦を戦うが、やれるという自信を得たことは大きかった。
もちろん、シード権獲得が都の目標ではない。「来年はぜひ優勝して、『TOTOジャパンクラシック』と『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』に出場したいです」。
そのためにも、このオフはアプローチとパッティングをしっかり磨くと宣言。来季は新たな都を見せてくれるだろう。
シード落ちの選手は16人
一度ランキングによるシード権を手放しながら、今回50位以内に入りシード選手として復活したのは、永井花奈(30位)、木戸愛(37位)、菅沼菜々(42位)、葭葉ルミ(44位)、サイ・ペイイン(48位)の5人。
シードを喪失した選手は、今大会で予選落ちした時点で決まった、ささきしょうこ(52位)、蛭田みな美(53位)、川岸史果(59位)、小林夢果(67位)、森田遥(77位)、臼井麗華(99位)、吉本ひかる(108位)の7人に加え、野澤真央(74位)、川崎春花(75位)、山内日菜子(79位)、尾関彩美悠(82位)、リ・ハナ(93位)の5人が涙をのんだ。
さらに、今大会に出場していない岩井明愛(65位)、古江彩佳(84位)、新垣比菜(120位)、西郷真央(国内ツアー未出場)の4人を加えると、16人がシードを喪失したことになる。
また、国際ツアー登録をしている山下美夢有(7位)、岩井千怜(14位)、竹田麗央(21位)は海外メジャーを含めた出場試合数(7試合)をクリアしているので、シード権を獲得している。
ランキング上位50人の最年長は43歳の全美貞(38位)で、最年少は菅、荒木、入谷の20歳。平均年齢は27.4歳となった(※年齢は2025年12月31日時点)。
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