- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 「まったく見ないで出るのは初めて」 畑岡奈紗を襲った“移動トラブル” 宮崎入りは開幕前日… 強行軍で挑む初の最終戦
「まったく見ないで出るのは初めて」 畑岡奈紗を襲った“移動トラブル” 宮崎入りは開幕前日… 強行軍で挑む初の最終戦
日米ツアー通算12勝の畑岡奈紗(はたおか・なさ)が、国内女子ツアーのシーズン最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に初出場を果たす。開幕前日の26日、意気込みを語った。
フロントナインは“ぶっつけ本番”で挑むことに
◆国内女子プロゴルフ 最終戦
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 11月27~30日 宮崎カントリークラブ(宮崎県) 6543ヤード・パー72
今季のツアー優勝者を中心に、LPGAツアー優勝のJLPGA会員、ロレックスランキング(世界ランキング)上位者、メルセデス・ランキング上位者から選出された計40名が出場できるシーズン最終戦。
まさに、選ばれし者のみが出場を許された“エリートフィールド”といえるが、日米ツアー通算12勝のキャリアを誇る畑岡奈紗は、意外にも今年が初参戦だ。
もちろん、これまでも出場資格を有していたシーズンはあったが、時差の関係や体調面、スケジュールなどを考慮して出場を見送っていたという。だが、今年は出場を決心。その理由をこう明かした。

「出るからにはちゃんと準備をして出たいという気持ちがあった。今年は『TOTOジャパンクラシック』で勝たせてもらって出場権があるということで、自分としても調子がいいところもありますし、ここ最近は日本での試合も以前に比べて少なくなっていた。この大会はメジャーですし、出てみたいという気持ちが強くあったので、今回は出場を決めました」
しかし、前週の米ツアー「CMEグループ・ツアー選手権」を終えてからは、搭乗を予定していた便が欠航になるなどトラブルにも見舞われたという。当初は25日の19時頃に宮崎入りできる予定が、結局、26日の朝4時30分に羽田空港へ到着。そこから国内線に乗り継ぎ、宮崎に着いたのはこの日の午前中だった。
そこから休む間もなく会場入りしたが、時間の都合で18ホールを回ることができず、フロントナインは“ぶっつけ本番”で挑むことに。「まったく見ないで試合に出るのは初めてです」と想定外の事態に思わず苦笑いを浮かべたが、それでも「ベストを尽くして、今週は楽しくできればいい」と語った。
コースの半分を“未確認”で挑むという大きなハンデを背負うことになったが、世界最高峰の舞台で揉まれてきただけに、不測の事態をもカバーする経験値と対応力があるはずだ。
「出るからにはちゃんと準備を」と語っていた万全の形とはならなかったが、日本のファンが待ち望んだ出場であることに変わりはない。数々の修羅場をくぐり抜けてきた畑岡が、トラブル続きの強行日程を吹き飛ばすようなプレーで、宮崎のギャラリーを沸かせてくれることに期待したい。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking








