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- 名物ゴルフ場会員権業者に「日本一の名門ゴルフ場はどこですか?」と聞いてみた! “名門”を定義する「8つの条件」とは?
ゴルファーなら誰もが一度はプレーしてみたいと思う「名門ゴルフ場」。日本には数多くの“名門”が存在しますが、“名門”と呼ばれる基準は、どのあたりにあるのでしょうか。そして“名門”の今後について専門家に聞いてみました。
専門家が挙げる“名門”の8つの条件
チャンスがあるなら、ぜひ一度は“名門”と呼ばれるゴルフ場でプレーしてみたいと思う人が多いのではないでしょうか。
日本には“名門”と呼ばれるゴルフ場が多数あります。
例えば関東圏でいえば、東京ゴルフ倶楽部(埼玉県狭山市)、程ヶ谷カントリー倶楽部(神奈川県横浜市)、霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)、相模カンツリー倶楽部(神奈川県大和市)、小金井カントリー倶楽部(東京県小金井市)、我孫子ゴルフ倶楽部(千葉県我孫子市)、鷹之台カンツリー倶楽部(千葉県千葉市)が「関東7倶楽部」と呼ばれる“超名門”です。
いずれも開場が戦前という長い歴史を誇るゴルフ場です。基本的にこれらのゴルフ場でプレーをするには、自らメンバーになるか、もしくはメンバーの同伴というかたちでプレーさせてもらう方法しかありません。
なかには「県民ゴルフデー」を行っているゴルフ場もあり、プレーできるチャンスが全くないというわけではありませんが、リーズナブルな価格&予約枠が限られているため、応募倍率も高く、当選するのは至難の業です。

ちなみに、一般的に“名門”と呼ばれるゴルフ場には、厳格な入会審査があります。 ゴルフ会員権を専門に扱う加賀屋ゴルフ代表の前田信吾さんにこのあたりの事情を聞いてみました。
「入会するためには、まずゴルフ場が設けている『入会条件』をクリアする必要があります。年齢や性別、国籍のほか、 一部のゴルフ場では一部(プライム)上場企業の社員や役員であるのか、個人経営なら会社の規模(資本金)などを審査対象とする場合があります」
「またこれらのほか、既存メンバー2名の推薦が必要だったり、推薦人の推薦状が必要な場合もありますね」
前田さんによると、入会NGになるのは書類審査の段階が9割とのことですが、「ここをクリアした後に訪れる『対面審査』で落ちる場合も、たまにある」といいます。

『対面審査』とは、ゴルフ場の理事や選考委員が選考を行う『面接』や『同伴プレー』を指します。
「審査プレーですから、みなさん緊張されるのは当たり前。ここでゴルフ場側がチェックするのは“人柄”、“マナー”、“プレースピード”の3点です。『入会後、この方なら一緒にラウンドしても大丈夫。当ゴルフ場に相応しい人物』だと思ってもらえるような良識ある態度やマナーが、ここで問われるわけです」
いずれにしても、やはり“名門”のメンバーになるのは、とてもハードルが高いようです。
「そうですね、“名門”ですから。僕が今まで見てきた“名門”と呼ばれるゴルフ場は、どこも共通した8つの条件を満たしているように思います」と、前田さん。
その条件とは、
1.開場年月が古く歴史がある
2.風格があり、クラブの組織がしっかりしている
3.メンバー同伴でないとプレーできない
4.会員権価格が高額で相場が安定している(※相場が立っていないコースは除く)
5.入会条件のハードルが高い
6.常にグリーンのメンテナンスが素晴らしい
7.メンバーはいつでもプレーできる
8.上質なホスピタリティーを提供
の8つだといいます。
「8の『上質なホスピタリティーを提供』に関しては、いい意味で、昔はそこまで徹底されていなかったように思います。名門ゴルフ場の場合、会員は“お客様”ではなく、むしろ運営側に近い立場なんです。ですから、ホスピタリティー云々ではなくて自分たちでクラブをよりよい社交場にしていこうという、意識の高い方々が集う場所なんですね。ですが、近年は特にゲストに対しての配慮という部分が変化してきました」
「日本には数多くの素晴らしい高級ゴルフクラブもあります。でも、これらの“高級”と“名門”では、実はこの8にちょっとした違いがあるように思います。高級ゴルフクラブにとって、会員は最上級のおもてなしでお迎えする“お客様”。サービスの内容が少々違いますね。このあたりは実際に行ってみると、違いが雰囲気でよくわかります」
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