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- 【連載コラム】フォーティーン創業者 竹林隆光の信念とは? 同社の過去、現在、未来を聞く<PR>
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1981年にクラブデザイナーの故・竹林隆光氏が立ち上げた「フォーティーン」。“すべてのゴルファーにベストな14本を”のスローガンのもと、現在も独自の輝きを放ち続けています。フォーティーン連載コラムの第1弾となる今回は、竹林イズムを継承する池田氏とともに、フォーティーンの過去、現在、未来にスポットライトを当てます。
アマチュアのためのやさしさが込められたクラブ
数あるゴルフクラブメーカーの中でフォーティーンは独自の輝きを放ち続けています。創業は1981年。「日本オープン」でローアマチュアに輝くなど、トップアマチュアでもあったクラブデザイナーの故・竹林隆光氏が立ち上げました。
社名が示す通り、竹林氏が掲げたスローガンは“すべてのゴルファーにベストな14本を”。そして、社訓ともいえる“常識を疑え”という言葉を残しています。竹林イズムを継承するブランド執行責任者の池田純氏とともにフォーティーンの過去、現在、未来にスポットライトを当てます。
トップアマチュアとして活躍した竹林氏ですが、ツアーの舞台でプロに交じれば、小柄で非力なゴルファーでした。
「だからこそ、パワーがなくても飛ばせるドライバー、ヘッドスピードが遅くてもやさしいロングアイアンを求めて自ら開発したんだと思います」(池田氏)
長尺ドライバーや中空アイアンなど竹林氏が世に送り出したクラブは、自身が求めたものであると同時にアマチュアのためのやさしさが込められていました。
「MT-28」が大ヒット! ただそれだけでは満足せず
ツアーで使用率ナンバー1になった2002年発売のウェッジ「MT-28」も同様です。プロのような技術のないアマチュアでも強烈なバックスピンがかけられるというのが開発コンセプト。
結果的にこのやさしさをツアープロたちも見逃しませんでした。「MT-28」の大ヒットは「ウェッジのフォーティーン」というブランドイメージを多くのゴルファーに植え付けました。
ウェッジは現在も続くフォーティーンの強みですが、池田氏らはそれに満足はしていませんでした。
「販売戦略のセオリーとしてはウェッジに注力すべきなのかもしれませんが、我々はフォーティーンですからね。“ベストな14本を”という思いが社内にはずっとありました」(池田氏)
2020年発売のアイアン「TB-5 FORGED」はその第一歩。キャビティではない新たなやさしい軟鉄鍛造アイアンはアマチュアゴルファーの注目を集め、人気継続中です。
「多くのアマチュアゴルファーと接する中で、一見難しそうでかっこいいけど、実はやさしいというのが求められているのは分かっていました。それを形にしたのがTB-5です」(池田氏)
キャビティアイアンのように明確に分厚い部分と薄い部分の差はありませんが、ゆるやかに厚みを変化させることで慣性モーメントは従来のアベレージ向けのモデルと同等。
“やさしいアイアン=キャビティ”という常識を疑い、機能的であるだけではなく、“クラブは美しくなければならない”というもう一つの竹林イズムを忠実に継承したモデルでもあります。
「ウェッジ」「アイアン」の次は「パター」
ベストな14本を提供するため、ウェッジ、アイアンに続いて、ブランドの看板に育てようとしているのがパターです。
「TB-5がヒットしてくれたので、新たに削り出しの機械を導入しました。一般的にクラブメーカーはヘッドを外部の協力工場で作ってもらって、それを組み立てて販売しているんですが、我々としては直接モノづくりをしていきたい。パターは今年の秋を目標にテストをしているところです」(池田氏)
まずはパターからですが、アイアンやウェッジを削り出しで製作することも視野に入れているそうです。設計通りに寸分の誤差もないアイアンやオーダーメードのウェッジなど、これまでアマチュアにはほとんど提供されていなかったクラブの開発も可能になります。
「多くのメーカーはプロに対しては最優先でいろんなことをやるじゃないですか? ずるいですよね。我々としてはそれをアマチュアに対してやりたいんです。高価でも欲しいという人はいると思います。竹林の“常識を疑え”というのは裏を返せば“本質を見ろ”ということ。メーカーは買ってくれるアマチュアの皆さんがいて成り立っているんですから、その支えてくれている人たちの期待に応えるのが本質ですよね」(池田氏)
竹林イズムは設計思想だけではありません。すべての“アマチュア”ゴルファーにベストな14本を届けるため、フォーティーンはこれからも前進を続けていくのです。