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グリーン周りのミスが激減!? 30ヤード以内もバンカーもこれで恐くない今注目のピン「s159ウェッジ」6種類のソールグラインドをプロが試打実践解説<PR>
2024年3月、ピンから登場した新しいウェッジ「s159」。鈴木愛プロをはじめ、多くのツアープロが使用しており、市場でも人気のある注目のウェッジで、特に注目すべきは6種類に増えたソールグラインドです。その機能を森山錬プロに解説してもらうとともに、どのソールが合うのか、打ち方も違う2人のアマチュアゴルファーが試打。さらに森山プロ自身の試打によって、6種類の使い分け方を詳しく解説してもらいました。
ウェッジの性能を決めるバウンスの役割とは?
「s159」ウェッジの最大の特徴は、先述の通り6種類に増えたソールグラインドです。ゴルファーの打ちたい球や攻略したいライによって、それぞれのソール形状が効果を発揮します。
そもそもウェッジのソール形状とバウンスにはどんな効果があるのか、森山錬プロが語ってくれました。
「歴史をひもとくと、1920年代のクラブにはバウンスはありませんでした。1930年代に入って、アメリカのプロゴルファーであるジーン・サラゼンがバウンスがついたサンドウェッジを発明してから、ウェッジにはバウンスがつくようになりました。
バウンスとは、ソール部分の出っ張りのことで、バウンス角という角度でその大きさを表現します。本来はバンカーからやさしく脱出するための機能でしたが、このバウンスがソールについていることによって、特にダフリのミスを軽減する効果があるのです」(森山錬プロ) ※以下(森山)
ソールの出っ張りであるバウンスは、バンカーの場合は砂に深く潜らずに、砂ごとボンッとボールを出してくれる効果があります。フェアウェイでは、地面に当たってからソールが滑るように動くので、ダフりがミスになりにくい効果があるのです。
森山錬プロは、ソール形状の種類について以下のように話します。
「なぜソール形状に種類があるかというと、バウンスの大きさやカタチによって、地面への当たり方や滑り方が変わってくるからです。
ハンドファーストが強い人であれば、バウンスの高さがあったほうが滑りやすくなります。逆にハンドレートですくい打つようなタイプの人であれば、バウンス角の少ないモデルが合います。
ツアープロは自分の好みにソールを削ってから使用する選手も多いですが「s159」は最初からそれが6種類もあって、われわれユーザーにも選択肢があるのがいいですね」(森山)
「s159」にラインアップされた6種類のソール形状
「s159」には、それまでピンのウェッジにラインアップされていた「Sグラインド」「Wグラインド」「Tグラインド」「Eグラインド」の4つのソール形状に加えて、「Bグラインド」と「Hグラインド」という2つのソール形状が新たにラインアップされています。
それぞれのソール形状にどんな特徴があるかを森山プロに解説してもらいました。
Sグラインド
「“S”はスタンダードソールの略ですが、本当にオーソドックスでこのソールで何でもできますね。バンカーやラフからでもやさしく打てますし、フェースを開いて高い球を打つこともできます。
ソールの当たり方も標準的で、アイアンとの流れも良いと感じます。ショットとの流れが良いとそれだけイメージも出やすくなり、違和感なく使えます。
フェースを開くと、ソールのヒール寄りにボリュームがあります。これが地面に当たって滑ってくれるので、バウンスの効果をしっかりと使うことのできるソールです」(森山)
Wグラインド
「“W”はワイドの略で、文字通り6種類のソール形状の中で、最もワイドソールでバウンス角も一番大きくなっています。バウンスが使えない人は、ソールが跳ねてしまいそうと感じるかも知れません。
しかし、実際はそんなことはなくて、地面にソールは当たるのですがヘッドが前に滑ってくれます。初心者もバウンスを使うのが苦手な人も、まずこのWグラインドで、バウンスを使ってアプローチする感覚を覚えてほしいですね。
うまく使うコツは、あまり鋭角に入れずに払い打つ感じでアプローチすることです。まず幅広のバウンスが当たって、前に滑る感じを体験できます。最も大きなバウンスを使うことで、バンカーでも深いラフでも、お助け効果抜群です」(森山)
Tグラインド
「ロフト角58度で、バウンス角6度と最もバウンス効果が小さいソール形状です。トレーリングエッジが大きくグラインドされていて、フェースを開くことでバウンス効果を強調することができます。
フェースを開いてのロブショットやスピンをかけたアプローチがやりやすい上級者向けのソール形状ですが、実はそこまで難しくないのもポイントです。リーディングエッジ側のバウンスが当たってくれるので、ローバウンスモデルにありがちなチャックリなどが起こりにくいですね」(森山)
Eグラインド
「ピンの歴史の中でも特に大ヒットしたモデルの一つである『EYE2』のデザインを踏襲した、ピンではおなじみのソール形状です。
構えたときの顔もソール形状も独特ですが、このソール形状は本当にやさしくて、昔から愛用者が多いです。ソールに段があるようなダブルバウンスの効果で、一度地面や砂に入り込んでから、後方のバウンスが当たってくれます。特にバンカーは爆発力が大きくて、前に飛んでくれます。バンカーが苦手な人はぜひ試してほしいですね。
これは個人的な感覚かもしれませんが、この形状はとてもスクエアに構えやすいです。グリーンエッジからチップインを狙いにいけるような、そんな雰囲気も備えています」(森山)
Bグラインド
「ソールの接地面が大きく、Sグラインドよりもさらにバウンス効果があってやさしく感じられます。ソールが助けてくれる感じが強いウェッジです。
それでいて、バウンスが跳ねることもなく、トウ寄りのバウンスが当たって、ソールがスッと滑るように動いてくれます。
地面が硬いところなどでも、不安なくボールを拾うことができますね」(森山)
ちなみに、新たに追加されたBグラインドは鈴木愛、藤田かれん、蝉川泰果らのツアープロが使用しています。
Hグラインド
「ハーフムーンソールと呼ばれているトレーリングエッジをしっかり落として、テクニックが使いやすいマニュアル系のソール形状です。
フェースを開くと、トレーリングエッジ側のソールが機能して、高く上げたりスピンをかけたりと、さまざまなテクニックを使うことができます。フェースを開く度合いで、バウンス効果を自分で調節しやすいウェッジです」(森山)
Bグラインドともに、新たに追加されたHグラインドは佐久間朱莉、宮澤美咲、細野勇策らのツアープロが使用しています。
「s159」は、6つのソール形状に加えて、ロフト角のバリエーションも非常に豊富です。
自分の苦手を克服する機能があるグラインドにするなどして、プレースタイルに合わせて、豊富な選択肢の中から選ぶことができます。それぞれのソール形状の特徴をつかんで選べば、スコアアップに貢献してくれるでしょう。
次のページでは、100切り、90切りを目指すアマチュアゴルファーと森山プロによる「s159」の試打インプレッションをお届けします。