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- 「本当に怒りのバーディーです(笑)」 自分を“下手くそ”という19歳・櫻井心那が史上4番目の早さでツアー2勝目
国内女子ツアー「楽天スーパーレディース」最終日、19歳の櫻井心那(さくらい・ここな)が6バーディー、ノーボギーの66で回り、通算21アンダーでツアー2勝目を手にした。19歳167日での2勝目は畑岡奈紗、宮里藍、笹生優花に続く、史上4番目の年少記録となった。
19歳167日での2勝目は史上4番目の記録
◆国内女子プロゴルフ<楽天スーパーレディース 7月27~30日 東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫県) 6636ヤード・パー72>
19歳の櫻井心那が10代での2勝目を手に入れた。

楽天スーパーレディース最終日、首位と2打差の2位から出た櫻井は出だし1番パー4で2打目を30センチにつけるスーパーショットでバーディーを奪うと、4番と7番のパー5でもきっちりバーディー奪取し、8番パー3では15メートルのパットを決め、前半4つスコアを伸ばて猛チャージ。
後半も10番パー4でバーディー。しかし、優勝を争う鈴木愛も13番パー5でバーディーを奪って櫻井とトップに並ぶ。一方の櫻井は13番で1メートルのバーディーパットを外すと、迎えた14番で自分にこう言い聞かせた。
「あとここから何個伸ばそうかって。とりあえず次はバーディー獲ってやるみたいな強い気持ちがありました。本当に怒りのバーディーです(笑)」
14番のバーディーでトップに抜けだすと、そのまま最後まで逃げ切った。通算21アンダーでツアー2勝目を手にした櫻井は興奮気味にこう話した。
「こんなに早く2勝目を挙げられるとは思ってなくて、少しびっくりしてる感じもあります。だけど、今年優勝してから毎試合優勝したいとも思っていましたし、優勝できる自信は1勝してからつきました。自分を信じてはいました」
19歳167日での2勝目は畑岡奈紗、宮里藍、笹生優花に続く史上4番目だが、年少記録については「自分はまだまだ」と謙遜していた。
「私は本当に下手くそ。顔ぶれが豪華すぎて、並べてほしくないくらいです。もちろん10代で2勝できたことは自信にしていいと思いますし、将来的にはアメリカや海外で活躍したいっていう思いがあります。私にも海外で活躍できる可能性があると考えて、今後も練習を頑張っていきたいです」
昨季のステップ・アップ・ツアーで賞金女王となり、今季は資生堂レディスでのツアー初優勝から1カ月で2勝目を手にした。若さという武器と強い向上心、そして勢いに乗る櫻井。地元長崎で開催される国内メジャーの日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯で勝つことが「現在最も優先順位が高い一番の目標」と明確。
「そこに調子を合わせていきたいですし、今も調子をそこに合わせてる段階でした」と、虎視眈々とメジャー初優勝も狙っている。
櫻井 心那(さくらい・ここな)
2004年2月13日生まれ、長崎県出身。21年11月、プロテストに合格。尾関彩美悠、佐藤心結らと同期のJLPGA94期生。22年はステップ・アップ・ツアーを主戦場とし、下部ツアー年間最多記録となる5勝を挙げた。23年・資生堂レディスオープンでJLPGAツアー初優勝。1カ月後の楽天スーパーレディースでも優勝し、19歳167日での2勝目は史上4番目の年少記録。ニトリ所属。
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