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- 韓国メディアも脱帽 「2年間で日本勢メジャー4勝」の衝撃… 山下美夢有の“全英女子V”で日本の強さに再び脚光
今季から主戦場を米ツアーに移した山下美夢有(やました・みゆう)が、メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」を制覇。日本勢6人目のメジャーチャンピオン誕生を、韓国メディアはどのように報じたのだろうか。
かつての韓国勢の勢いを彷彿させる
米ツアー1年目の山下美夢有が成し遂げた「AIG女子オープン(全英女子)」制覇は、今季の日本勢の強さを象徴する一つの出来事となった。
また、同大会2位タイの勝みなみ、4位タイに入った竹田麗央ら、改めて日本選手の実力を認めていたのは韓国メディア。経済紙「ヘラルド経済」は「LPGAツアーを掌握した日本の若き世代… 2年間でメジャー4勝」と見出しを打ち、その強さに改めて注目した。

「山下のほか、西郷真央、笹生優花、古江彩佳ら彼女たちは“パク・セリ キッズ”のように、宮里藍の成功を見守りながらゴルフを始めた2000年代生まれの選手たち。渋野日向子と畑岡奈紗、勝みなみら1998年度生まれの“黄金世代”よりも下の世代の選手で、今回の『AIG女子オープン(全英女子)』で4位タイに入った竹田も含まれる」
パク・セリは韓国選手として初めて「全米女子オープン」を制覇した韓国女子ゴルフ界のレジェンド。彼女の快挙を国民がテレビで見届け、国中が大騒ぎになったわけだが、幼少期にその姿を見ていたのが申ジエ、パク・インビ、イ・ボミ、キム・ハヌルといった1988年生まれの世代。
当時の韓国のような相乗効果がいま、日本に訪れていると言っても過言ではないだろう。
功を奏したJLPGAの施策
また、「文化日報」は「日本の勢いは今大会だけに留まらない。今年5つのメジャー大会で日本選手の優勝者は2人(山下と西郷)。昨年も2回(笹生と古江)、メジャー優勝を果たしている」と伝え、昨年と今年で4人のメジャー優勝者を輩出している勢いについても触れた。
それだけ日本勢の“強さ”が際立っているということだが、なぜ山下や竹田といった米ルーキーの選手たちが結果を残せるのか、「ヘラルド経済」は改めてこう分析している。
「日本女子ゴルフが世界の舞台を席巻しているのは、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長が大きな役割を果たしているからだ。会長就任後、選手たちが世界での競争力強化のためさまざまな政策を導入した。4日間大会を増やし、実績のあるベテラン選手をコースセッティングに登用。そして海外メジャーの結果を国内ツアーのポイントに加算するなどして、海外に出ることを奨励した」
山下のメジャー制覇で改めて日本の強さが世界から脚光を浴びているが、確かな実力が証明されつつある。今季の米ツアーはまだ続くが、さらに日本選手の優勝者が誕生しそうな予感だ。
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