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「マスターズを経験してプロキャリアを」 アジアアマ出場の“ビッグスター”長崎大星が見据える未来
10月23日に開幕する「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」。出場する長崎大星(勇志国際高)と小林匠(大阪学院大)と共に14日のオンライン会見に出席し、抱負を語った。
中島啓太のように「地道にコツコツ頑張る選手になりたい」
“ビッグスター”こと長崎大星(勇志国際高)が、世界進出に向けて気合を入れている。
長崎は、優勝すれば「マスターズ」に出場できる「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」(23~26日、UAEエミレーツGC)に初出場が決まっている。小林匠(大阪学院大)と共に14日のオンライン会見に出席し、抱負を語った。
マスターズについて「小さい頃から一番テレビで見てきた試合でもありますし、自分が一番欲しいタイトルでもあるので、そういう試合をアマチュアで経験して、そこからプロキャリアを始めるのと、マスターズを経験せずに始めるのはまったく違ってくると思います。まずはアマチュアでマスターズを経験するのが自分の目標」と力強く口にする。

優勝したい理由は他にもある。同じドバイを舞台にした2021年大会で先輩の中島啓太が優勝し、マスターズに出場したのに大きな刺激を受けているからだ。「アジアパシフィックを勝った中でも、そしてナショナルチームの中でも中島啓太プロが一番好きで、話を聞く限り本当に真面目に取り組まれている方。やっぱりそういう地道にコツコツ頑張っている選手に自分はなりたいと思いますし、それで世界一取れたら本物だと思う」と目を輝かせた。
舞台となるエミレーツGCは、DPワールド(欧州)ツアー「ヒーロー・ドバイデザートクラシック」会場でもある。そこでのプレーを「楽しみたい」と、ワクワクする気持ちを言葉にした。
シンガポールで行われた「世界アマ」(団体戦10位タイ、個人戦26位タイ)を終え、16日からの「日本オープン」(栃木県・日光カンツリー倶楽部)にも出場するハードスケジュール。今年から日本オープン優勝者にもマスターズ出場権が与えられることになったのもモチベーションになるはずだ。
同じく大会初出場の小林も「まさか今年、僕が出られると思っていなかったのでうれしい。少しでも上位に行けたら」と謙虚に語る一方で、マスターズへの思いは熱い。「プロの中でも最高峰の試合。ゴルフだけでなく人間性が優れた人が出られると思っています。僕も、ゴルフだけじゃなく、勉強も頑張ってきている。そこが一つの大きな目標です」と、自分が目指すあり方の象徴のような試合に向けて気合十分だ。
日本開催だった10年の第2回(埼玉県・霞ヶ関カンツリー?楽部)で松山英樹が優勝し、翌年のマスターズでローアマを獲得。大きく羽ばたくきっかけとなった。プロ転向後の21年にはマスターズで優勝し、後輩たちにとって大きな目標になっているのは言うまでもない。
金谷拓実(18年)、中島(21年)が優勝してこれに続き、マスターズを経験して、現在プロで活躍している。長崎、小林の他に中野麟太朗(早稲田大)、小林翔音(日大)、隅内雅人(日大)、片野貫一朗(光英VERITAS高)、松山茉生(福井工大福井高)と7人出場する日本勢は、松山英樹をはじめとする先輩たちに続こうと意気込んでいる。
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