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- 佐藤心結が“アップダウン”に強い理由 好発進の裏側にある「切り替え力」
アップダウンのある武蔵丘GCで好発進の佐藤心結(さとう・みゆ)。傾斜からのミスを「仕方ない」と切り替えるのが得意で、この強みがノーボギーの「67」に繋がった。米ツアー予選会での経験も活かし、得意コースで今季初勝利を狙う。
気持ちの切り替えがしやすいのがメリット
◆国内女子プロゴルフ第32戦
樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 10月31日~11月2日 武蔵丘ゴルフコース(埼玉県) 6690ヤード・パー72
開催コースの「武蔵丘ゴルフコース」にはかなりのアップダウンがあり、歩くだけでも息が切れる。とはいえ、日頃から体を鍛えている選手にしてみれば、体力面よりも傾斜から打つショットの精度を上げていくほうが大きな課題かもしれない。実際、ツアープロにとっても傾斜から距離感を合わせることは難度が高いとのこと。
しかし、この日5バーディー、ノーボギーの「67」をマークした佐藤心結は、アップダウンのあるコースの方がむしろ好きだという。傾斜からのショットが苦手なアベレージゴルファーが聞いたら、卒倒しそうな話だが、その真意を聞いてみた。
「平らなライから打ってミスをしたら納得がいかないというか、気持ちを切り換えることができませんが、左足下がりやツマ先下がりのライからミスしても、『難しいライだから仕方がない』と気持ちを切り換えやすいんですよ」。
つまり、いい意味でミスを引きずらない分、次のショットに集中できるというわけだ。振り返れば、佐藤がツアー初優勝を飾った「スタンレーレディスホンダ」の開催コース「東名CC」もアップダウンがきついコースだった。

この日、ミスショットをうまく切り替えたホールがある。最終18番パー5だ。グリーンエッジまで残り220ヤードのセカンドショットを迎えた際、若干左足下がりのライだった。普通に打てば十分乗る距離だったが、左へ大きく曲げてしまう。「ライが難しかったからという感じで、自分の中で気持ちを整理した」結果、パーセーブに成功し、ノーボギーのゴルフにつなげた。
佐藤といえば、米女子ツアー出場権を目指して、2週前に開催された2次予選会(セカンドQスクール)に挑戦したものの、最終予選会に進める上位には食い込めなかった。それでも、海外選手がどのようなゴルフをして、どれぐらいのレベルなのかを肌で感じることができたのは大きな収穫だったと振り返る。
「2次予選会に出る前は、『そんなにレベルは高くないよ』とか、『普通にやれば通過するよ』と言われていましたが、実際行ってみたら、ドライバーの飛距離は出るし、アイアンは正確だし、ショートゲームもうまい。本当にすごいレベルだなと思いました」。
当然、まだまだ自分の技術を磨かなければいけないと気を引き締めたが、その効果は帰国直後に開催された前週の「マスターズGCレディース」で5位タイに入ったことが証明している。
米女子ツアーへの参戦は再来年以降に持ち越されたが、さらなる飛躍へ向けて今週も上位を狙う佐藤。幸いにも、コースは彼女の得意な丘陵コースだけに今季初勝利、ツアー通算2勝目も当然視界に入っている。
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