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- 米女子ツアーが2026年スケジュールを発表 賞金総額は史上最大の200億円超
米国女子ツアー(LPGAツアー)は75周年の節目を終え、2026年シーズンの日程を発表した。
放送面でも大幅な進展が
米国女子ツアー(LPGAツアー)は75周年の節目を終え、2026年シーズンの日程を発表した。来季は全33大会、賞金総額は1億3200万ドル(約204億6000万円/1ドル=155円)を超え、ツアー史上最大規模となる。新規大会や開催地の変更、賞金増額など、多方面でスケールアップした内容となっている。
LPGAコミッショナーのクレイグ・ケスラーは「私たちが築いてきたものを誇りに思うと同時に、未来にさらに期待している。この日程は、コースの質やルーティングの改善、賞金増額に向けた努力の成果である。75周年を経て、選手にとって最高の舞台とより良い流れ、大きなチャンスを提供できるようになった。2027年以降も改善を続けていきたい」とコメントした。

放送面でも大幅な進展があった。1995年にゴルフチャンネルがLPGAの放送を開始して以降初めて、来季は全大会の全ラウンドが全米でライブ放送される。週末の一部ラウンドはCNBCでも生中継されるほか、U-NEXTとの複数年契約、FMとLPGAによる北米でのテレビ放送改革に向けた新契約も発表された。
2026年シーズンは、アメリカ国内13州に加え、13の国と地域を巡る。春と秋の2回に分けたアジアシリーズでは、タイ、シンガポール、中国、マレーシア、韓国、日本を転戦。欧州シリーズはシーズン中盤に組み込まれ、2つのメジャー大会と「ISPS Handa スコットランド女子オープン」を含む構成となる。北米では例年通り、メキシコとカナダでの大会も開催される。
2026年のメジャー大会は、4月の「シェブロン選手権」で幕を開ける。その後、ツアーはカリフォルニア州パシフィック・パリセーズへ移動し、第81回「全米女子オープン presented by アライ」を名門リビエラCCで開催する。6月末にはミネソタ州のヘイゼルティン・ナショナルGCで「KPMG全米女子プロ選手権」が行われる。ツアーは欧州に渡り、フランスのエビアン・リゾートGCで「アムンディ・エビアン選手権」を開催し、最終メジャーは英ロイヤルリザム&セントアンズGCでの「AIG女子オープン」となる。
20回目の節目を迎えるソルハイムカップは、9月11~13日にオランダ・ベルナルデュスGCで開催される。欧州チームはメジャー3勝のアンナ・ノルドクビスト、米国チームはLPGA7勝のアンジェラ・スタンフォードがキャプテンを務める。欧州開催は2023年スペイン大会以来で、前回2024年は米国が勝利している。
賞金面ではさらなる進化を遂げる。総額1億3200万ドル超という史上最高額をかけて選手たちが争う中、メジャー以外の賞金総額も8200万ドル(約127億1000万円/同)超に到達。FM選手権とアラムコ選手権は、CMEツアー選手権を除く大会では最高額となる。また12大会が賞金増額を発表し、15大会以上が全出場選手への最低支給額導入を予定。約20大会がホテル、フライト、交通などのサポートを強化し、選手サービスもこれまで以上に充実する見通しである。
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