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- スイングに「違和感」があれば正しい方向に進んでいる証!? 悪いクセを直すために“覚えておくべき大事なプロセス”とは?
天才以外は、初めからボールが真っすぐ飛んだりスイングにクセがないことなどありえません。誰もが飛距離とスコアを向上するために、後天的にスイングを改善または改造して上達しています。インドアゴルフレンジKz亀戸店の筒康博ヘッドコーチに、スイングのクセが直るプロセスについて話を聞きました。
手と腕の動きでフェースの開閉をすればスライスが直る
上級者やプロになるほど「手を使うな」や「自然に腕は返る」などといいます。彼らが練習と経験で得た「正しい手の動き」を、大人になってゴルフを始めた人は後天的に身につけなければいけません。
「手打ちは悪」や「ボディーターンが正しい」という認識がゴルファーにはありますが、それはすでに体の動きとは別に「正しい手の動き」を身につけたゴルファーにのみ有効な感覚論といえます。

実際には全てのゴルファーがスイング中、体の回転とは別に手や腕でフェースの開閉を行って、ちょうどいいバランスを見つけているのです。
頑固なプッシュアウトやスライスに悩むゴルファーなら、体の回転や体重移動よりも「手の正しい動き」を積極的に身につける必要があります。「腰から腰」の振り幅で行うハーフスイングでも、スイング軌道に対して40度以上も開いたフェースを、フォロースルーで同じぐらい「手と腕の動き」で閉じなければいけません。
これが手打ちだというなら、全てのゴルファーが手打ちをしていることになります。ですが、この「手の正しい動き」が「自然に」「勝手に」できている人ほど、手を使わないつもりでもスライスやプッシュアウトのミスを少なくできています。
「手と腕の動き」も「ボディーターン」も同時に行うべきですが、特にショットが左右に散らばるゴルファーには「手の正しい動き」の習得が必要不可欠です。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティ「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
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