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- 「なぜ入らない?」原因はストロークではなかった 2mが外れる“1度のズレ”とエイミングの重要性
パットの打ち出し方向の約9割はインパクト時のフェース向きで決まる。ストロークばかりに目を向けると、本来の原因を見失う可能性も。ミスの多くは構えのズレ=エイミングにあり、その重要性と改善のヒントを解説する。
ストロークより重要? 打ち出しの9割を決める“フェース向き”
スコアの約4割を占めるといわれるのがパット数です。昔から「パット・イズ・マネー」といわれるように、特にプロの世界では重要視されています。もちろん、アマチュアゴルファーにとっても例外ではなく、上級者の多くがパター巧者であることは間違いありません。そこで今回は、パット数を減らすためのポイントに着目します。(文/クラブフィッター・石井建嗣)

パット数を減らすには何を練習すべきか。この問いに対し、多くのアマチュアはストロークと答えるでしょう。確かにストロークの安定性や再現性は重要な要素です。しかし、ここで知っておきたい事実があります。パッティングにおいて、ボールの打ち出し方向の約92%は「インパクト時のフェースの向き」で決まるとされています。裏を返せば、ストロークを含めたその他の要素は約8%にすぎません。
つまり、特にショートパットではストローク以上に正確なフェース向きが求められるということです。どれだけ良いストロークでも、フェースがズレていれば結果は伴いません。
では、そのフェース向きを正確にするにはどうすればよいのでしょうか。ポイントは、アドレス時に正しくセットしたフェース面を、そのままの角度でインパクトに戻すことです。ここで重要になるのが、アドレス時の向きです。フェースがターゲット(スパット)に対して真っすぐ向いていなければ、正確なインパクトは実現できません。この「フェースを目標に対して正しく向ける動作」をエイミングと呼びます。
例えば、2メートルの完全なストレートラインを想定してみてください。どれだけ完璧なストロークをしても、構えた時点でフェースがカップから外れていれば、ボールは入りません。一般的に、フェース向きが1度ずれると2メートルのパットは入らないといわれています。このことからも、エイミングがいかに重要かが分かります。
なぜ気づけない? エイミングのズレとパター選びの関係
しかし、多くのゴルファーはパットを外すとストロークの修正に意識が向きがちです。自分のエイミングがずれているとは考えにくいためです。その結果、本来良かったストロークまで崩してしまう悪循環に陥ることもあります。パットが不調なときは、エイミングを疑う視点も持つべきでしょう。
また、パターのヘッド形状やサイトラインはエイミングに大きな影響を与えます。パターフィッティングのデータからも明らかですが、人間の視覚には、フェース付近を見ると左を向きやすく、フェースから離れた後方を見ると右を向きやすいという特性があります。
つまり、ピン型は左を向きやすく、マレット型やネオマレット型は右を向きやすい傾向にあります。サイトラインについても同様で、フェース寄りにあると左、後方にあると右に向きやすくなります。これを理解しておけば、自分のミス傾向に合ったパター選びが可能になります。
エイミングを確認する方法はいくつかあります。私の場合は、フェース面に鏡を貼り、仮想カップからレーザーを当てて、反射した光が正しく目標に戻るかを確認します。一度エイミングをチェックし、自分の「真っすぐ」にズレがあると分かった場合、無理に修正するのではなく、パター自体を見直すことも有効な選択肢です。
【解説】石井 建嗣(いしい・たけし)
香川県丸亀市で「ゴルフショップイシイ」を営むクラブフィッター。フィッター界の第一人者である浅谷理氏に師事し、クラブ&パターフィッター、TPIインストラクター、ゴルフラボ公認エンジニアの資格を持つ。ゴルフはHDCP「9.9」の腕前だが、自身のプレーより他人のクラブを“診る”ことに喜びを感じる職人肌。出演するYouTubeチャンネル「ズバババGOLF」では軽快なトークで人気を集める。
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