- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- ハンディ上限が99.0の場合も!? コロナ禍で増加しているオープンコンペの魅力とは
オミクロン株の流行で、復活しかけたコンペ需要は再び縮小。そんな中、気軽に参加できてゴルフ場の集客にも貢献する「オープンコンペ」の開催が増えているという。そこで、コロナ禍でのオープンコンペの魅力について調べました。
スコアを提出するだけで賞品がもらえるかもしれないお得なイベント
新型コロナウイルス流行の長期化により、コンペ需要の回復の見通しが立たないことを受け、従来は月1回くらいのペースで実施していたオープンコンペの回数を増やすゴルフ場が多くなっているようです。
オープンコンペとは元々、メンバーシップ運営のゴルフ場でメンバーの来場が少ない日程に、ビジターの来場者を呼び込むために企画された誰でも参加できるコンペ形式のイベントです。

最近では一人予約の仕組みが確立されているが、そういった仕組みがなかった時代に、会員権を持たないゴルファーが一人で予約してプレーできるイベントとして重宝されていました。
以前はゴルフ用品メーカーが協賛するオープンコンペが数多く開催されていました。しかし、最近ではゴルフ場主催で肉や魚や米などを賞品に取りそろえたオープンコンペが人気を集めているようです。
基本的なスタイルは参加者が18ホールをプレーしてスコアを提出し、そのスコアを新ペリア方式(18ホール中12ホールのスコアを抽出してハンディキャップを算出)で集計して順位を決めます。
ラウンド後は表彰式を実施し、成績上位者や飛び賞(20位や30位など区切りのいい順位)などに賞品が贈呈されます。
でも今はコロナ禍ですから表彰式は実施せず、前半ハーフのスコアのみを集計し、精算時には順位が決まっています。そして順位に応じた賞品を持ち帰れるようなシステムになっています。
参加者も一人予約が主流ではなくなり、日ごろからラウンドしている1組4人のメンバーで参加したり、2組8人~3組12人のプライベートコンペをオープンコンペに組み込んだりするケースもあるそうです。
そうすれば初対面の知らない人と回る緊張感もなく、どちらのコンペでも参加賞や賞品がもらえる可能性があるので一挙両得です。
オープンコンペを増やす理由をゴルフ場関係者に聞いたところ、「客単価アップと集客のためです」とのことでした。
「たとえば参加費500円で2000円相当の参加賞がもらえたら、お客様はお得に感じると思います。でも、ゴルフ場も参加賞や賞品をメーカーさんに協賛してもらったりしますから、実費がかかりません。そのぶん客単価アップにつながります」
「最近は地卵やチーズケーキやフルーツなど、地元の名産品がお土産についているオープンコンペも増えています。こういった土産物も販促費で購入しますから、オープンコンペはお客様にとってもゴルフ場にとってもメリットが大きいのです」
腕に自信がなくても参加OKで下位でも賞品がもらえるチャンスあり
かつてのオープンコンペは腕に自信のあるゴルファーが豪華賞品を目当てに実力と運を競い合うようなイメージがありましたが、最近はそういう雰囲気はまったくないそうです。

「毎回決まった方が賞品を独占するようなイベントだと面白くないですから、腕前に関係なく、どなたでも賞品を持ち帰れるように下位の品揃えを充実させる傾向が強くなっています」
「さらに新ペリア方式のハンディ上限を36.0ではなく99.0に設定しているケースもありますから、どんなスコアのゴルファーだって上位に入るチャンスがありますし、その日初めてゴルフをする人でも参加してOKです」
ハンディ上限36.0だと実際のスコアで108を切らないとネットスコアが72.0以下になりませんが、ハンディ上限99.0であれば150や160といったスコアでも優勝の可能性があります。
オープンコンペという言葉に耳なじみのないゴルファーは、参加するのに尻込みしてしまいそうですが、プレー希望日にオープンコンペが開催されていたら、絶対に参加したほうがお得だとゴルフ場関係者は言います。
普段のラウンドに参加費を払うだけで、参加賞がもらえる上に順位次第で豪華賞品が当たるかもしれないのですから、未経験のゴルファーはぜひ一度参加してみてはどうでしょう。
最新の記事
pick up
ranking