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- 初心者のうちはもっと自由にプレーを楽しもうよ!「スコアをつけないゴルフ」のススメ
ラウンド中は、どうしてもスコアが気になってしまうものですが、あえてスコアをつけずにラウンドしたっていいんです。真面目な日本人のゴルファーには一般的ではありませんが、欧米のゴルファーにはスコアを数えない人も珍しくありません。
欧米ではスコアをつけずに回る人は珍しくない
初心者ゴルファーの場合は、クラブハウス内での立ち回りからラウンド中のプレーファーストなど緊張する場面が多いため、スコアのことを考える余裕がない人もいるでしょう。
とはいえ、毎ホールのスコアを書き込まないと何だか不真面目な感じがするとか、損した気がすると考えて、10以上叩いたホールも律儀に数えて書き込む人も多いと思います。壊滅的なスコアをホールごとに記入していくたび、徐々にやる気がなくなり、ショットやパットがやっつけになってしまうこともあります。
そもそもゴルフは「ミスのスポーツ」とも言われ、プロゴルファーですら自分にとっての本当に納得のいくショットは18ホールで数回と言われています。そのため、アマチュアゴルファーがミスショットを連発するのは当然のことであり、ミスショットとどう付き合っていくかが、ゴルフの醍醐味の一つでもあります。
そんなスコアを気にしすぎてしまうアマチュアゴルファーに一度考えてほしいのが「スコアをつけずにラウンドする」という選択肢もあるということです。スコアをつけないゴルフのメリットについて、レッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。
「ゴルフをプレーしている人のほとんどがスコアをつけて、一喜一憂しています。競技になれば、スコアを追い求めるのは当然ですが、ゴルフ歴の浅いアマチュアゴルファーの場合は、ある程度ラウンドに慣れてきて、ただ打ってるだけではつまらないと感じるようになってからスコアをつけ始めるぐらいがベストだと思います」
そう考えるには、関氏の海外経験が影響しています。
「私はアメリカにゴルフ留学をしていましたが、アメリカの人たちは、きっちりとスコアをつけてラウンドしているわけではありません。一般のゴルファーの中には、缶ビールを呑みながら周りに迷惑をかけない音量で音楽を流しながらプレーしている人もいます。ゴルフに飽きたら途中でやめて帰る人もいるぐらいで、ゴルフをゲームのような遊びとしてプレーしています」
景色を愛でたり他者に気を配る余裕を持つことが先決
関氏は家族とのラウンドで「スコアをつけないゴルフ」を取り入れているそうです。
「私自身も家族とゴルフをプレーする場合は、息子にスコアを数えさせません。スコアが120や130ぐらいだとあまり数えるメリットがないからです。それよりも『あそこの景色がきれいだよ』『今のショットはすごく良く打てたね』と声をかけるなど、ゴルフというスポーツ自体を楽しむことに重点を置いています。100を切れるか切れないかのラインになるまでは、スコアをつけないで、ゴルフ自体を単純に楽しむ方が、ゴルフをより好きになれるかもしれません」
一方、「同伴者や周りに迷惑をかけないように、マナーやルールをしっかり勉強することは怠ってはいけない」と関氏は話します。
「アメリカでは、まずルールやマナーから先に学びます。日本は少し技術的なところから入る風潮がありますが、目土は必ず埋める、スロープレーにならないように気を配るなど、相手やゴルフ場をリスペクトできるかどうかの方が重要です。 なので、ラウンド経験の浅いアマチュアゴルファーは、まずスコアをつけずにゴルフというスポーツを楽しむことを意識して、ルールやマナーを習得することを優先していくと、よりグッドゴルファーに近づけるのではないでしょうか」
このように、「スコアをつけないラウンド」は、ゴルフというスポーツ自体を純粋に楽しむことができる手段のひとつです。
特に、ラウンド経験の浅いゴルファーは、数あるゴルフのルールやマナーをラウンド中に覚えて実践していきながらゴルフを楽しむことを意識するのも良いかもしれません。
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