スタート準備ができない! ゴルフ場を困らせるビギナーが忘れがちな“あること”とは? | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

スタート準備ができない! ゴルフ場を困らせるビギナーが忘れがちな“あること”とは?

ビギナーのラウンドでプレーが遅いのは、ある程度仕方がない部分もあります。しかし、技術とは関係なく、ビギナーがやってしまいがちなミスがあるといいます。

キャディバッグにネームタグがついていない!

 ゴルフは2019年8月に渋野日向子選手がAIG全英女子オープンで海外メジャー制覇を達成したことで未経験者からも注目されるようになり、2020年の新型コロナウイルスの流行を機に密を避けて楽しめるスポーツとして新たに始める人が増えました。

 その流れは今も継続しているどころか加速しています。ゴルフ場は最近ゴルフを始めたと思われる若い人たちでにぎわっています。

ビギナーに「ゴルフのいろは」を教える時、意外と見落としがちな「ネームタグ」。キャディバッグを新調したら同時に用意しておきたい

 ゴルフ場業界は長年にわたって団塊の世代(1947~1949年年生まれ)がプレー人口の主軸を担ってきました。この世代は今も元気にゴルフ場を飛び回っているのですが、2025年には全世代が後期高齢者入りします。

 ゴルフをやめてしまう人が一気に増えるのではないかと心配されていましたが、そのタイミングで若い人たちがゴルフを始めてくれたので関係者は大いに喜んでいます。

 ただ、ゴルフ場業界は長年にわたるデフレ時代で少人数運営を余儀なくされていますから、来場者の増加に対応できていません。初心者は大歓迎なのですが、ちょっぴり困っていることをゴルフ場関係者に告白してもらいました。

「初心者の方にはどんどん来てもらいたいのですが、土日の忙しい時間帯はクラブハウスの入り口に車が何台も並ぶことがあります。そのタイミングでネームタグがついていないキャディバッグが下りてくると対応できないことがあります」

「ネームタグがついていないキャディバッグを下ろす際は、持ち主の方のお名前をその場でうかがい、ゴルフ場で用意している紙のネームタグに名前を記入してキャディバッグにくくりつけます」

「でも、1台の車に1人で乗ってこられるお客様であればスムーズにやりとりできるのですが、4人乗っていてキャディバッグも4個積んであり、そのうちの1個にネームタグがなかったりすると、瞬時にやりとりするのが難しかったりします」

「さらに車が2台、3台と後ろに続いていたら、取りあえずキャディバッグを下ろしてからネームタグがついていないことに気づき、『あれっ、このバッグはどの車のお客様だっけ?』ということになります」

ネームタグがないとバッグ置き場に並べることができず、カートにも積めない

 ネームタグがついていないキャディバッグはその後、どのように扱われるのでしょうか。

「そのキャディバッグは持ち主が分からないままマスター室に運ばれます。マスター室はネームタグを見てキャディバッグ置き場の『あ』『か』『さ』『た』『な』『は』『ま』『や』『ら』『わ』のどこかに並べるのですが、名前が分かりませんから端っこに置いておきます」

「持ち主が分からないとキャディバッグをカートに積むこともできません。ご本人様からの自己申告がなければ『スリクソンの黒いキャディバッグでご来場のお客様、マスター室前にお越しください』といった具合に放送で呼び出して持ち主を突き止めることもあります」

 ゴルフを始めたばかりの人は自分のキャディバッグを色や形で認識していますが、ゴルフ場のスタッフは毎日200個近いキャディバッグを取り扱っていますから、色や形ではなくネームタグで持ち主を識別しています。ネームタグがついていないと持ち主不明のキャディバッグという扱いになります。

 この問題を解決するのはそんなに難しいことではありません。自分が持っているキャディバッグにネームタグがついているのであれば、ゴルフショップに持ち込めば名前を刻印してくれます。ただし、それなりの金額と日数がかかりますから、急いでいるときは間に合わないこともあります。

 その場合は100円ショップに行って名前を手書きで記入できるネームタグを購入し、フルネームを記入してキャディバッグにくくりつけてください。それさえあればゴルフ場のスタッフはキャディバッグをスムーズに取り扱うことができます。

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右手人差し指とグリップの間に歯磨き粉のチューブを挟む。クラブを握ったときに歯磨き粉が出ない強さで握る
ショートアイアンではボールをスタンスの中央にセットする
ミドルアイアンでは、ショートアイアンのボール位置よりも半個分左にセットする
両足をほぼ閉じた状態でボールを真ん中にセットする
両足を均等に開いて肩幅ぐらいのスタンス幅にする
両足を均等に開いて肩幅ぐらいのスタンス幅にする
ミドルアイアンのときはボール半個分左にずらす
右手を強く握ると、鋭角にヘッドが下りるだけでなく、アウトサイドから下りてくるのでカット打ちになりやすい
ミドルアイアンとショートアイアンではボールの位置を変えよう
ビギナーに「ゴルフのいろは」を教える時、意外と見落としがちな「ネームタグ」。キャディバッグを新調したら同時に用意しておきたい

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