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- 「若い人よりワガママ!?」ゴルフ場が困るベテランゴルファーはこんな人
暖かい季節になり、多くのゴルフ場がゴルファーであふれています。当然、来場者が多くなればトラブルも増加。そこで、ゴルフ場スタッフが気になった「ベテランゴルファーの立ち振る舞い」について教えてくれました。
前の組が遅いとすぐにクレームをつける
この1~2年でゴルフを新たに始める人が急激に増えており、ゴルフ場は多くの来場者でにぎわっています。ゴルフ場業界にとっては非常に喜ばしいことですが、プレー進行の遅れや人手不足などの問題も発生しています。
ビギナーの増加がプレー進行の遅れの一因になっているのは間違いないですが、ゴルフ場としては初心者にゴルフの楽しさと適切なマナーを教え、20年後、30年後もゴルフを続けてほしいと願っています。
ところが、そんな気持ちをふみにじるかのように振る舞うベテランゴルファーもいるようです。ゴルフ場関係者が困っているベテランゴルファーの特徴を聞いてみました。
「プレー進行が遅れる日が増えており、お客様にはご迷惑をおかけしているのですが、年配の方は前の組のプレーが遅いとすぐに携帯電話でゴルフ場に電話をかけてくるんですね」
「そして『前の組が遅いからマーシャルを回せ!』とおっしゃるのですが、マスター室がマーシャルカーを出して確認に行きますと、プレーがそんなに遅いわけではありませんし、その前も詰まっていますからどうしようもないのです」
「人間は歳を取るとせっかちになるのかもしれませんが、前の組のプレー進行にクレームをつける方がとにかく多いです」
ゴルフ場はビギナーにもベテランゴルファーにも仲良くゴルフを楽しんでもらいたいのですが、両者の間を取り持つのに苦心しているようです。
雨だと必ずキャンセルする
プレー進行にクレームをつける以外にも、ベテランゴルファーがゴルフ場を困らせているのが雨の日のキャンセルです。
「ベテランゴルファーの中には雨が降ると必ずキャンセルする方がいます。皆さん仕事をリタイヤされて、いつでも好きなときにゴルフができますから、わざわざ雨の中でやりたくないのでしょう」
現役世代のゴルファーは仕事が休みの日しかゴルフ場に行けませんから、雨が降ってもプレーする人が多数派です。でもベテランゴルファーは毎日休みですから、雨の日を徹底的に避けます。
ゴルフ場は売り上げの損失に頭を抱えながらも、ベテランゴルファーにもできるだけ長くゴルフを続けてもらいたいと思っていますから仕方がないと割り切っています。
「雨の日にプレーしてカゼをひいたり、カゼをこじらせて肺炎になったりするよりはマシかなと考えています。ただ、できれば雨の日にキャンセルする際は別の日にプレーを振り替えていただけるとありがたいです」
一方で、いつでも好きなときにゴルフができるはずなのに、予約が満員の日に割り込もうとするのもベテランゴルファーだと言います。
「基本的にわがままな方が多いですね。自分がプレーしたい日の予約が埋まっていると『何とか割り込ませてよ』と言ってきますし、昼休憩でお酒をもう少し飲みたいときにも『スタート時間をちょっと遅らせてよ』と言ってきたりします」
「『ロッカーを使わないから値引きしてよ』とか『お風呂に入らないから値引きしてよ』と言ってくるのも年配の方がほとんどです」
また、春になるとプレー中に山菜を採りに行き、ビニール袋いっぱいに入れて家に持って帰る年配の女性ゴルファーがよく来るそうです。
「『コシアブラ』とか、『フキノトウ』など、山菜をビニール袋が満タンになるくらいまで入れて持って帰るのですが、『ゴルフをしに来ているのか、山菜を採りに来ているのか、どっちなんでしょうね』と支配人と顔を見合わせています」
ビギナーは不慣れな振る舞いでゴルフ場を困らせることがあり、ベテランゴルファーはわがままな振る舞いでゴルフ場を困らせるのが特徴のようです。
ゴルフは老若男女が楽しめるスポーツと言いますが、年齢の違いや性別の違いでゴルフに対するスタンスも変わります。あらゆる人の振る舞いを寛容な心で見守りたいものです。
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